ロマン主義アニメ研究会

感想、考察、等。ときどき同人誌も作ります。ネタバレ注意。

理想の少年

(注意。中身ないです。ちょっと気持ち悪いかも…えっちなことなどは書いてません。)

2次元の複数の美少年たちを私は愛しているけれど、それはなぜかと言えば、私の「理想の ideal 少年」の片鱗を、きっと「分有」しているからイデア idea 論*1。 

どの子も好き…だけれども、どの子も私の「理想の少年」に、かなり一致しつつも、それそのものではなくて…。けれどもその背後から、その「理想の少年」の輝きが、どうしようもなく漏れ出ている。そこに私はうっとりとすることができる。(=貢いだりイベント頑張ったりする。)

 

理想の少年の「顔」

たぶん、自分の中での理想の少年っていうのがいるのです。いろいろ特徴をあげることもできる。(※「理想の少年の特徴」は後述。)

けれども、「お顔」のイメージだけは、はっきりと浮かばない。

絵が描けないから、はっきりと描くこともむずかしいけど・・・けど、絵が描けたら、描いているうちに、イメージができていったりするのかもしれませんね。その「理想の少年」のお顔を知りたいので、そのためだけに、絵の練習をしようかな、と、実は何回も思ったことがある。*2

でも、たとえ絵の練習をして理想の少年を描いてみようとしても、きっとお顔を描くたびに、違う!これじゃない!!とか言って、カンバスを切り裂いてしまう…みたいなのはかっこいいけど、カンバスなんて使ったことないし、今ならiPad Proを使うかな…。(iPad Proは高価なので大事に扱います…。) 

 

理想の少年に会いたいけど ──お人形、美のイデア、仁兎なずなの例

「理想の少年」に会いたいですね…。

この間、『あんスタ』の舞台「あんステMOM」でも描かれていた、昔の仁兎なずな君をめぐるお話…なんというか、残酷さ・罪悪感のようなものを感じながらも、よくわかってしまう気がしました、あの「仁兎!」って言う人斎宮宗)の気持ちが。

あの人はきっと「理想の少年」に出会ってしまったんでしょうね。目の前に、現実の少年の姿でそれが現れたら、そうなるよね。仁兎!ってなるよね。(にと!っていう、俳優さんのお声が耳から離れない。) 

それは、彼の頭の中のイメージが具現化された「作品」のように感じるだろう。美しい少年、私の完璧なお人形…ぞくぞくする、ひどい話だなあと思うけど、反面、同時にうっとりとしてしまう。(危ないですよね。わかってます、現実の少年に何かすることはないです。)

 

以前、アンティークドールがずらりと並べられた博物館のようなところに行ったことがありますが、綺麗なお洋服を着せられて、大事にガラスケースの中にしまわれている少女や少年のお人形たちをぼんやり、うっとり眺めていると…何となくそんなことが思い浮かびました。

陶器の透き通る素肌(陶器肌、というけれども、こういうお人形たちは本当に陶器でできている)…ぽってりとした唇、ほっぺた…そしてフリルやレースのついたボンネットやドレスで頭も身体も飾り付けられておめかしさせられて、ガラス玉の瞳で、どこを見るでもなく、ぼんやりと、ガラスケースの中に並べられている。

陶器だから、滅多にお外に連れていけない。こわしちゃうから。美しさを損なうから。だから陽の当たらないお部屋の中に、そっと並べておく。

 

──それで、「理想の少年」がそのまま形になったような美少年が、もし本当に目の前に現れたとしたら…、そしてあらゆる意味でそれが許されている、可能であるとするならば…、それは、美しさを損なわないように滅多にお外に出さず斎宮宗・なずなの場合は声を損なわないように喋らせない…)、綺麗なお洋服を着せて、きっと、ガラスケースの中に大事に閉じ込めて、自分だけのものにしておきたくなるだろうな、って…。──私はそのお人形さんたちがずらりと並べられたお部屋で、そんなことを何となく考えました。

だから、あんスタ・あんステのあのお話 *3は、残酷だとは思いながらも、罪悪感とともによくわかるし、妄想の世界であれば是非そういうことをしたい…などと思ってしまう。背徳的なうっとり感に浸ってしまいます。

(ちなみにそういう背徳的なうっとり感を、罪悪感が邪魔しないようになっているのは、なずなちん自身がお師さんのことをそんなに恨んだりはしていない、ということ。・・・こういう設定があるおかげで、余計にうっとりできる。っていう、危ない設定ですよね…。 ──舞台のなずな君ほんと可愛かった。俳優さんも身長が低めの方で、声を出さないで困ったり喜んだりしながらぴょこぴょこ動いたりしてて…何なんでしょうか、健気な感じもあって、助けてあげてたい、守ってあげたい、っていうような気にもさせられて…と同時に、守って助けてあげた上で、こんどはまた自分のガラスケースの中にしまいこんでしまいたい、っていうような感情もどこかにあって…。──やばいですよね、こうやって振り返ると、自分自身の気持ち悪さが噛みしめられます…。) 

けれどもそれは、あの人斎宮宗)も同じ二次元世界の住人だから。私の住む同じ次元内には、いないと思います、私の「理想の少年」は。

だから私はいつか、本当にお人形と暮らそうと思っています。文字通りのお人形と。少年のお人形というものの存在をだいぶ前に知って以来、ずっとずっと、気になっているのです。素敵な、お似合いのお洋服をいっぱい着せて、ずっと可愛がってあげたいです。(私の理想の少年のお人形には、滅多なことでは女装などさせない。…でもときどき、させてあげてもいい。)

そしてそれまでは、2次元のいろいろな美少年たちを、これからも愛好していこうと思います(っていう、何の宣言なんだかわかりませんが…平たく言えばオタクをやめないっていうことです…)

 

(私の)「理想の少年」の特徴

・色白。血管が透けて見えるんじゃないかというくらい白い。青白い。

・体型、細い、言うまでもなく。身長は158〜160cmくらいかな。

・内気。恥ずかしがり。ちょっとなよっとしてる(気持ち悪くない程度に…というか、美少年なら気持ち悪くないんだよ多分)。

・木陰でよく読書をしている。(なんかよくわからん洋書。葉っぱのしおり。)

・ローファー。(←重要)*4

・お花が友達。お花を見つけるとしゃがんで覗き込んで、そっと話しかけたりする。(しゃがんでいるときの、半ズボンの後ろ姿を眺めたい。)

・髪の毛は、金髪。あるいは茶色?? これは定まってない。(どっちも良いからね…)

・髪の質は、絶対、細くて、柔らかくて、くせ毛ぎみ。そんなにきついくせ毛じゃなくて、ふんわりとしたくせ毛。(撫でたい。)(ちゃんと朝櫛でとかしているのに、くせがなおらないよ…とかちょっと気にしてたりする…ふふふ可愛いのに、とか内心思ったりしながら、「そうなんだね」とか、同意してあげたりする。ぎゃ!)

・もちろん、おひげとか諸々の体毛などは、何も生えてない。今後も生えてこない(二次元だから)。(その割に、お父様はしっかりとしたおヒゲをたくわえていたりしてほしい…素敵なおじさま系(あんまり息子と似てない)。けど、息子には読書ばかりではなく、もっと元気に(男の子らしく)遊んで欲しい、みたいなことを思っていたりする。その反面、お母様は息子を溺愛していて、可愛がり過ぎなくらい可愛がっている。可愛くて仕方がないので、時々女の子のお洋服を着せてしまったりしている(!)の。ーーもう、こういう妄想、なんなんだろう、どこが源泉なんだろう…どんどん出てくるけど、きっと忘れてるだけで、どこかで何かで見聞きした設定だったりするんだろうね…でもそれが何なのか分からない。

・だから、足とかすべすべ。(半ズボンが眩しいの。そこにソックスガーターもあるとなおよい。)

(あ、あと、お父様とあんまり似てない、みたいな設定から、僕はよその家の子なんだ、みたいなことを考えたりしてたりする、のもいいね…。だからお父様は僕に厳しいんだ、とか…見当はずれなことで悩んでたりするの、いいよね。)

・けど、もうちょっと違う「悩み」もいいかな、と思います。私にとって理想の美少年には「悩み」が不可欠なのです。悩んでいる少年って…やばいですよね。その透明な美しさが増幅される。木の下とかで空を見上げたりして悩んでいて欲しい *5

問題はその「悩み」の内容ですが、色白で、ちょっとなよっとしている読書好き美少年には、やっぱりちょっとしたインテリ要素──ただし、早熟な、少し的外れなインテリ要素がほしいですよね。例えばちょっとしたことをきっかけに、宇宙論的なレベル?で繊細に思い悩んだりしてほしい。…僕はどうして生まれてきたんだろう、とか(僕はほかのひとたちとどうして違うのだろう、とか*6──なにがどう違うのかは、なんでもいいのです。見当違いなことでもいいし、抽象的な単なるそういう感覚でもいいし、…あるいは、他の人と違っていたいという密かな願望があるからいつのまにか捏造された悩み、とかでもいい…そういうの、いかにも少年らしくていいよね。)…ここで重要なのは、不幸な出自など特にないのに、というところね。むしろ市民社会的な基準からしたら恵まれている、恵まれすぎているのに(財力、美貌、才能、等々)、それなのに、そんな世俗的なことは吹き飛ぶような次元の問題で、深刻に思い悩んだりしていてほしいのですあぁ素敵。

で、「いつも君は何に悩んでいるの?」と優しく聞いてみるけれども、彼は決して教えてくれない。どうせ、理解してもらえない、と思っているから。だから私も、無理に聞こうとしないのです。でも、私にはわからないような理由で悩んでいるその子の傍にそっと寄り添ってあげたい…っていう感じなのです(…まあ、すべて妄想ですが)

・・・ここで、この妄想少年を見ている私(主)の設定は何がいいかな、と思っだんだけど、インテリつながりで「お屋敷に雇われている専属の家庭教師」とかどうだろう。丸い、レトロなメガネなんかかけちゃってさ、髪を油みたいなので整えていて、裾が長めのジャケットみたいなのを着ている、紳士風の外見。教師らしく、もっともらしいことを言いながら、お坊っちゃまの後ろ姿とかを、時々じっと眺めてしまったりする…お勉強中のお坊っちゃまの横に立って、横からノートを見ていると、ふと、長いまつ毛が影を落としていることに気がついて、見惚れてしまったりする…。(って、どんどん出てくるけど、本当に、これなんなんだろう…) …でも決して変な気持ちで手を出したりは、絶対にしない(これ重要ね)。お庭でペットの大型犬が吠えているのが聞こえて、ふと我に帰る。「先生?」という少年の声(こちらを見上げて…か、かわいい…)。お勉強の続き。

・今日はお外でお勉強、とかね。植物のことを勉強しよう、とか言って、広い広いお屋敷のお庭を一緒にお散歩する(森林とかがある)。お花の冠を作って、少年に被せてあげたりする。喜ぶ少年。(先ほどの母親の影響で、可愛いものが好きなの。) 可愛いね、って言ってあげると、恥ずかしそうにする。(きゃ〜!) …お花が、っていう意味だったんだけど…とか、そういう意地悪なことは言わない、…言いたい。

・そうそう、声は、とっても美しい声。高め。(≒SideMの卯月巻緒君ぐらいの声、あるいはアイ★チュウの神楽坂ルナ様みたいな声。もう少し高くてあんスタ創くん声ももちろんあり。いや、サンリオ男子の西宮諒ですね、決まりました。「好きな声」とは別に、「この子」の設定的にはこの声が一番だと思う。)

・声変わりは…この辺が重要ですね。二次性徴についてどう考えるかが重要。もうちょっとこの辺りは詰めないといけないですね、妄想を。(自らの二次性徴に戸惑っていたり、っていう設定はあったほうがいいですよね…えっと、この辺りはあんまり詳しく述べません…)

・メガネ・・・はどうしようかな〜。メガネありなし、どっちもいいな…決めかねる。

・まつげが長い。 ・・・ので、メガネがそれを隠しちゃったらもったいないよね〜。まあ、二次元のメガネは、なぜか目が隠れないようになっているからいいのだけど…。メガネをかけたり外したり、という切り替えはいろんな〝良さ〟につながるので、所持はしていてほしいかな(いざというときのために。…ってどんなときなんだ)

・・・あ、さっきの「主」の設定だけど、家庭教師とかわけのわからない立場より、普通に少年のお母様になって可愛がりまくるのもいいよね。あとは、ギムナジウム的な学校の同級生なんかももちろんいいよね…そうなるとまたいろんな設定が必要だけど…。

・・・あとね、あんまり、トラウマとか、闇とか、ハードな設定は、この妄想ではいらないかな…。露骨な性的な要素もなし。優しい世界。

 

*1:だから、イデア論って、こういうときすごくしっくりくるよね…少年愛の習慣があった時代のものでもあるし…。美のイデアが輝き出ているような少年に会いたいですね。 

*2:・・・というか昔私は絵を描いていた…ちゃんとした絵画ではなくて、いわゆるまんが・イラスト的な絵。さらに言えば、まんがすら描いていた。けれども・・・はっきり言ってあまりうまくなかったし、別のことにも興味が移ってしまった。

*3:それにしても『あんスタ』って、テーマ曲の「ONLY YOUR STARS!」の爽やかさからは想像もつかなかった、こんなねっとりとしたストーリーがあるだなんて。私は最初、人が歌うカラオケ映像で「ONLY…」を見て、なんという爽やかな青春感、そしてなんて可愛い子たちばかり出てくる作品なんだ!って衝撃を受けて(こうふんして)足を踏み入れたわけですが。・・・ちなみにあんスタって絵が全体的に可愛いですよね。いわゆる可愛い系キャラでなくても可愛い。顔が怖いということになっているらしいアドニスとかも激かわで、大好きです。

*4:それだから、SideM卯月巻緒くんのソロ曲「ワンホール = ワンダーランド!」で、「ローファーで軽やかターンして!」っていう歌詞があって…。ツボを突いてくるなと思いました。・・・ちなみにその直後「キミは苺です?それとも?」っていうちょっとわかりにくい歌詞が続くんですが…ローファーの似合う、ケーキ好きの巻緒くんに(苺のように)食べられてしまうような妄想が一瞬浮かんで、変な気分になりました…。どきどき。

*5:わかる方はわかると思いますが、『プリパラ』シーズン1「レオナ、全力ダッシュなの!」で、昼の白い月(こういうモチーフがまた素敵よね、青白い肌の美少年のよう…)を見上げて悩む美少年レオナは、まさにこのイメージそのもので素晴らしかったです。そふぃが話しかけてしまうからすぐその場面が終わっちゃうんだけど。そふぃもうちょっと寝ててよ〜…って思っちゃった、ごめんそふぃちゃん。

*6:しつこいですけど、『プリパラ』のレオナにもそういう悩みの影が見つかるので、良いな、と思っている。シーズン2「紫京院ひびきの華麗なる日常」で、わざわざ紫京院ひびきに会いに行こうとした理由はそこですよね。私はほかの男の子たちとは何かが違うのかもしれない、っていう。…いい、すごくいい(恍惚…あるいは、某鳳瑛一の声で)。