ロマン主義アニメ研究会

感想、考察、等。ときどき同人誌も作ります。ネタバレ注意。

おひざ・肩ぴょん・「ですっ♪」──「SHUFFLE×白雪たちのMerryXmas」の紫之創について(『あんスタ』)

あんさんぶるスターズ!!Music』のイベント「SHUFFLE×白雪たちのMerryXmas」(2020/12/15〜)。シャッフルユニット「Branco」も、お衣装も、新曲「Sweet Sweet White Song」も、ストーリーも、何もかも・・・!!! かわいかったですねえ。みんなみんな可愛かったのですが、私は何といっても創くんが大好きなので、やっぱり今回のイベントは、創くんのかわいさがとってもよく引き出されていて、すごく嬉しかったです。気持ちが溢れてきたので、ちょっと感想を。

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(↑起動すると、「プロデューサーさんに会いたいなって思っていたら、本当に会えました♪」って聞こえたと思ったら、この子が待ってるんですよ!? やばくないですか!?)

【もくじ】

 

お衣装について:「おひざ」の変遷

創くんの今までのライブ3D衣装では、かなりおひざがあらわになっている方です。尊い

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(「Branco」衣装)

Ra*bitsのユニット衣装が、「!!」になって長ズボンになって、もう膝っこぞうを出すような、お子様(「少年」)じゃなくなっちゃったってことなのね・・・みんな大人になるんだね・・・って、思ってたんですが(あれはあれでとってもかわいいんですが)、「ポップンパーティ」の衣装は、膝上くらいの衣装で、これは良い!と思ってました。

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(「!!」ユニット衣装)

その後、単独のMV衣装は、「スカウト!お菓子の家」で、グレーテルの衣装が出ましたね。こちらも、まあ本当に可愛くて可愛くて・・・。とはいえ、長ズボンというか、「グレーテル」の設定なので、スカートっぽいイメージになるようなズボンで、これもと〜っても可愛かったのですけど、お膝はありませんでした。

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(↑イラストがとんでもない)

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(↑グレーテルの長ズボン)

ところが、今回の衣装では、きれいなおひざがお見えになりました。(ああそうか、これがクリスマスプレゼントなんだ・・・。)

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(↑「BRAND NEW STARS!!」MVから)

あったかい衣装です、みたいな解説があったんですけど、いや、足・・・って思いながら、いえいえ、妖精さんなので、暑さ寒さは関係ないんです。精神的な(スピリチュアルな)存在なのですから。

しかも、Ra*bitsは「七夕」の衣装がこの直後に追加されましたので、これでRa*bitsのおひざに死角なし、いつでも3Dで拝むことができるようになりました。この「七夕」のお衣装は本当に可愛らしいですし、なんというか…とっても「健康的」ですよね(!?)。私もこちらに投票いたしました。

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(↑美しい肢体が…刺激が強すぎる……眠れない……しかもブーツを履いてるんだよ)

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(↑「みんなも、そうだよね」♪のところ。ぎゃー!)

 

振り付けについて:肩にぴょんっ!

──肩にぴょん!

今回の創くんの振り付けの最高に可愛いところは、なんといっても、ぴょんっと飛んできて、肩につかまるところですよね。こういう動作が2回あって、1回目は宙くん、2回目は桃李くんの肩につかまります(小鳥さんみたいね)。

特に2回目の桃李くんの方は、一瞬アップで映してくれるので、こちらはまあなんとも夢のような心地でした。

あの可愛い可愛い創くんが、可愛い可愛いお洋服を着て、ぴょんぴょんっと飛んできて、ちょこんっと肩に手をのせるんですよっ…!!! しんでしまう………。

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(↑肩にぴょん!1回目。「ベッドにそっとかけた靴下〜」のところ。)

 

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(↑肩にぴょん!2回目。「くるみ割り人形を〜」のところ。お衣装は創くんしか手に入れられなかったよ。)

このイベントの「ミニトーク」でも、桃李くんともっと仲良しになりたいんです、って言っていましたよね。こういうぴょんっ!の動きや、アップで映してくれるときの桃李くんを見る表情などには、そういう創ちゃんの気持ちが出ていたように感じました。嬉しいな、桃李くんともっと仲良くなれそうだな、っていうような。

ミニトークでは、桃李くんともっと仲良くなれそうで、「僕、嬉しくって浮かれちゃってるかも」と、いかにもしののんらしい可愛いことを言っていましたが、桃李くんと一緒に踊っている様子には、そんなウキウキした雰囲気がとても出ていると思います。

──目を伏せるような表情

他にも、こういうところ。創くんのこういう表情がすき。

少し目を伏せるような、目を細めるような表情・・・。よいよね。

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──ハートマークなど

はい、かわいい〜

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創くんオリジナルSPPについて:「ですっ♪」

これも本当に素晴らしかった・・・。

比較してみましょう。どちらも、メリークリスマスって言いながら、プレゼントを渡してくれる動作をするのですが・・・。

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(↑通常SPP。「メリークリスマスっ♪」。)

通常SPPも、もちろんとってもかわいい。これはアイドルとしての創くん、っていう感じがします。

でも、オリジナルSPPだと、目を細めてプレゼント渡してくれるのです・・・。さっきも言ったように、この子のこういう表情が一番、私は好きです。

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(↑オリジナルSPP。「メリークリスマス!ですっ♪」)

オリジナルSPPは、個人的にプレゼントを渡してくれるときの創くん、というように感じました。勝手ながら。

あと何と言っても、セリフの「メリークリスマス!ですっ♪」の、「ですっ♪」が、最高に最高ですよね。もう本当に最高…。

ちなみに、同時開催のクリスマスキャンペーンでもらえる「メッセージ」でも、こんなことを言ってましたね。「ささやかなプレゼントですが、今日は・・・『プロデューサー』さんのためだけに歌わせてください……♪」。このプロデューサーさんのためだけにプレゼントを、っていう感じが、スペシャルパフォーマンスでも出ていたと思いました。

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紫之創「ミニトーク」について:「ブッシュドノエル」じゃなかったか〜〜!

ミニトーク「紫之創:クリスマスの思い出」の「3」のことです。

「プロデューサーさんはクリスマスのご馳走といえばなんですか?」と聞かれて。

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「ブッシュドノエル」を選んだときの、創くんのテンションが・・・。。。

「そうですね…」だって・・・・。しまった、間違えた!

だって創くん、チキンのことお話ししてたから、「ターキー」とか、なんか変な外国っぽいものをかぶせるのはあれかなあ、って思ってさ。チキン?それ日本だけらしいよ、本当はターキーなんだよ〜みたいに言うのもあれかなと思って、「ブッシュドノエル」を選んだのに。

(この「そうですね」、とても暗いんです。ごめん、悪いことしちゃった?という気になる。)

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案の定、「ターキー」を選びなおしたら、わあ〜〜♪って。そっちが正解だったか。まあこの会話イベントに正解とかないんですけど……。

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でも明らかにこっちが正解だと言える理由があって、テンションが上がった創くんが、ぐ〜って、お腹の音が鳴っちゃうのです。そしてお腹が鳴ったことに対して、「恥ずかしいですっ…」(赤面)って言うんです! もうこれは、どう考えてもこっちが正解だと思います。かわいいから。

「ブッシュドノエル」を選んだ方なんか、他にもケーキを調べてみましょう、みたいな、いかにも実務的な答えしかしてくれなかったよ。オッケーグーグルとかでも答えてくれそうなことですよ。*1

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(「んひゃっ、お腹が鳴っちゃいました……」。こういう「んひゃ」とか「ひゃぁっ」系の創ちゃんの鳴き声は、いつも本当に最高。)

──お兄ちゃんな創くん

創くんの、妹・弟ちゃんたちとの関係をうかがい知ることができるようなお話をしてくれて、それもよかったですね。お兄ちゃんな側面とっても好きです。

──発想がかわいい

あとは、クリスマツツリーの形のパンをくれた光について、「何だかサンタさんみたいですよね」って言っていて、その発想が可愛かったです。また言うまでもなく、そんなことする光も可愛いです。

 

新曲「Sweet Sweet White Song」は、Ra*bitsならどういう配置がいいか?:桃李ポジションの友也くんを楽しむ

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Ra*bitsでMVを見てみると、これはこれでやっぱりすっごくかわいい。

誰をどこにおくかですが、桃李くんのところに友也くんかな。

桃李くんの動きが完全に桃李くんなので、他の人がやると違和感がある気もするのですが、ここに友也くんを持ってくることで、あ、頑張ってかわいいポーズ練習したんだな・・・などと思えて、グッとくるし、良い。

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(↑これ。桃李くんのところにいる友也くん。)

あと、さっきお話しした、創くんがピョンっと飛んできて肩に手を載せるのは、Ra*bitsなら相手はやっぱり友也くがいいよね、って思います。2人のアップ映像も、友也くん創くんが並んで、仲良しっていう感じで、とっても可愛いですからね。ということで、友也くんが、この桃李くんポジションでしょうか。

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(↑仲良し。)

あとは雰囲気、見た目的に、藍良くんがなずなで、宙くんが光ですかね。

 

Branco衣装、他のいろんな曲にも合うかも

このお衣装、なかなか意外なことに、かなり様々な曲に合うように思いました。

──「Walk with your smile」

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(↑「いつだって一緒に」)

天使ですね…。知ってたけど。

…この前の「ボギータイム」イベントでは、ぼくは天使なんかじゃない、って言ってたけど…、天使よ。天使は自分ではそれがわかってないだけなのよ。

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パフォーマンス部分も。これ。天使っていうか神ですね。神々しいですものね。
しつこいですが、目を細めるような表情をしたときが、一番美しくて、神々しいと思います。もともとお目目が細長いのですけれど。こういうときの創くんの表情は、「かわいい」を超えて「美しく」、またさらにそれを越えて「神々しく」さえあります。

◆お人形系

どう見てもお人形さんのようです。かわいすぎます。

(ああ、ガラスケースに閉じ込めて飾りたい……とか、怖いセリフが自然と出てきてしまいますね…いけません…)

──Valkyrie「魅惑劇」

これは間違いなくお人形。

この衣装に、うつろな目つき・・・すごいお人形感があって、なんか、たまりませんね…。

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──XXVeil「Midnight Butlers」

お人形が真夜中に踊り出したよ。。。みたいにも見えます。

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あとはこのキックね。なんだかとてもいい。

この可愛いお洋服を着て、創くんにちょっとだけ乱暴なことをしてみてほしい。

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──Switch「I “Witch” You A Happy Halloween!」

魔法少年。個人的には、しののんはホウキに横座りがかわいいかな。

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──「BRAND NEW STARS!!」

元気な曲にも、これが非常に合うのです。

最初このお衣装、正直なところ、ボトムスがちょっとボリューム不足というか、シンプルすぎないかい? もうちょっと膨らんだズボンとかでも良かったんじゃないのかい? などと思っていましたが、いやいや。それは浅はかな考えでしたね。

こういう元気な曲のとき、やっぱり、ボトムスがシンプルだからこそ似合うのだと思います。
ぴょんぴょん跳ねるような動きには、こっちの方が合う。動きやすいでしょう。(お靴にはふわふわがついてて、足元はゴージャスですしね。)

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◆もちろんかわいいRa*bits曲

Ra*bits曲は、もちろん合います。もちろん可愛いです。

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(↑以上2枚、「Joyful x Box*」SPP)

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(↑「Love Ra*bits Party!!」SPP)

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(↑「メルティ キッチン」パフォーマンス)

 

イベントストーリーなどについて

──創ちゃんと「美少女」アイドルについて

新しいキャラクターの中では、やっぱり藍良くんが一番かわいいだろうな〜、って目をつけて(?)いました。「〜〜なんだよォ」みたいな話し方もかわいい。

あと、このBrancoのメンバーは、お声を担当されていらっしゃる方々のうち、創くん以外の3人の方は、別のアイドルゲーム『アイ★チュウ』の「POP'N STAR」という、かわいいオトコノコ3人組ユニットのお声を担当していらっしゃいますよね。だから、もしそこに創くんが加わったなら・・・というような妄想として聴くこともできるような仕様になっていると思います。(余談ですが、「POP’N STAR」の「We are I★CHU! 〜POP’N STAR ver.」は、本当に少年合唱団的な、天使の歌声になっています。)

これと関連して、創くんは最近のいろんなストーリーで、「美少女」アイドルで売っていこうみたいな方向ができつつあって、それに戸惑っている、というような展開があるので(「お菓子の家」、先日の「ボギータイム」等)、それを踏まえると少しいろいろと考えてしまいます。

『アイ★チュウ』の「POP’N STAR」は、華房心ちゃん(桃李くんをご担当の方がご担当)以外のメンバーは、心ちゃんに誘われてアイドルを始めたのであって、頑張って「女の子」風を演じている、という設定です(その頑張っている姿もまたかわいいのですが)。

それに対して、創くんやRa*bitsは、そういう「POP’N STAR」のような「美少女」方向とは違う形で、かわいくて美しい、男の子アイドルというものを目指そう、ということだと思いますが、このBrancoも、同じような方向性ではないかと思います。

そういえば、Brancoの設定である「妖精さん」には、そもそも性別などないはず。イベントストーリーでも、創くんが、桃李くんのカンフー映画での役者ぶりを讃えて、「桃李くんの演技は少女のような少年のような不思議な魅力が出ていて/ぼくもすごく勉強になっちゃいました」、「桃李くんはいつでもかわいくて、すごく尊敬してます」と言っていました。創くんもまた、そのような、どちらでもないような「可愛さ」の方向を目指しているのかな、と、この発言を聞いて思いました。

創くんは「美少女」的な売り出し方にはやっぱり抵抗があるみたいですね。最近でははっきりと、悩んでいることを明らかにしています。イベント「ボギータイム!」のイベントストーリーでは、いばにゃんに「しんどいですけどね…」、ミニトークではプロデューサーさんに「もやもやしちゃいます」と言っていました。時系列で追いかけると、「お菓子の家」スカウト&「再開」イベント→「ボギータイム」と、徐々にこの件について、創ちゃんの悩みのトーンが強くなっている様子がはっきりと読み取れます。創くんに関しては、ずっとこの「美少女」的な売り出し方が、とても気がかりです。何か嫌な出来事につながらなければいいのですが。少し不安に感じます(もう彼が傷ついたり泣いたりしちゃうのは嫌だよ……)。「美少女先輩」というのも、大丈夫な人なのかなあ……?って思いますし……。

今回のイベントストーリーでの発言や、この妖精さん的な可愛らしさの方向性を踏まえるならば、創ちゃんは、「美少女」ではないけれども、男らしいということでもない、どちらでもない本当の魅力を──そういう意味での「可愛さ」を、そのままに出していけたらいいな、と考えているのかな、と思いました。

──アンサンブル&スター

あとは、繰り返し『あんスタ』では描かれているテーマではありますが、改めて、この15話の短いお話のなかにも、「アンサンブル」な「スターズ」という主題がはっきりと描かれていました。

「アンサンブル」は、合唱や合奏といったような意味ですが、元々は、フランス語で「一緒に」、とか「調和」といった意味ですよね。

創「完璧じゃないからこそ、僕たちは出逢えるし支え合えるんです」

桃李「ボクたちは育ってきた環境もぜんぜんちがう人間なんだから/・・・まるでジグソーパズルのピースみたい/でもだからこそピッタリ嵌って、景色を広げられるんだよね」 

そして、こうした、バラバラな仲間が集まって、お互いに、支え合い、「景色を広げ」て行くことで、輝く星、スターになる、・・・いや、それを目指していく、というような、そんなお話の結末でした。

藍良くんが最初はファンの目線のままでいて、その意味ではメンバーと仲間として調和できていなかったわけですが、桃李くんとのやりとりを通じて(けんかとまでは言わないですが、ちょっとした出来事があって)、仲間になり、調和=アンサンブルを生み出しました。

そうした出来事があった最後に、桃李くんが「星」をクリスマスツリーのてっぺんに飾る──しかも「星」を提案したのは、藍良くんです。まさに、調和(アンサンブル)と星(スター)ですよね。

(こうした「調和」というテーマを描くために、前提として、「不調和」な場面を描くことが多いので、『あんスタ』はお話が”重い”という印象になるのかもしれません。)

*1:あと細かいこというと、実はこのミニトークは、最初に創くんが「ケーキだけじゃなくてご馳走も…」と話したうえで、「プロデューサーさんのクリスマスのご馳走といえばなんですか?」と聞いているので、創くん的に「ご馳走」に「ケーキ」は含まれていないため、ここで「ケーキ」の名前を答えるのはちょっとズレてる。そういう意味でも不正解。