ロマン主義アニメ研究会

感想、考察、等。ときどき同人誌も作ります。ネタバレ注意。

【更新:書店委託】『ごちうさ論:「Sister」の「魔法」』の書店様委託のお知らせ(ZIN様、メロン様)

C93の新刊「ごちうさ論:「Sister」の「魔法」~アニメ『Dear My Sister』から読み解く『ごちうさ』」の、書店様委託販売のお知らせです。

前回より書店様が増えましたので、更新してお知らせいたします。

 

ごちうさ論:「Sister」の「魔法」 ~アニメ『Dear My Sister』から読み解く「ごちうさ」』(三浦想・ロマン主義アニメ研究会)

 

以下が、書店様の通販ホームページです。

 

COMIC ZIN 様

COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 ごちうさ論:「Sister」の「魔法」~アニメ『Dear My Sister』から読み解くごちうさ

 

メロンブックス 様

ごちうさ論:「Sister」の「魔法」~アニメ『Dear My Sister』から読み解く『ごちうさ』(ロマン主義アニメ研究会)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス

 

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 「COMIC ZIN」様は、実店舗が秋葉原と新宿にあり、通信販売もございます(私も利用しております)。ご存知の通り、面白い情報・評論系同人誌がたくあんある書店様で、店頭を眺めているだけでも面白いと思いますので、よろしければ是非。

 「メロンブックス」様は、通販と、一部のお店にも在庫があるようですが(1/26確認)、変動する可能性がありますので、HPで(あるいはお店の方に)ご確認なさるのがよろしいかと思います。@めろん、さくっとめろん、といった店頭受け取り(ないしお取り寄せ)サービスもあるようです(私も前者のサービスを時々利用しています)。 

 この本の内容については、ぜひこちらをご参照ください。↓

miusow.hateblo.jp

 

 改めて。

 この本は、なんといったらいいんでしょう。

 ファンによる本、・・・ファンブックなのだから当然なのですが、そのようにしか言いようがないです。随想とかエッセイ的なもの、ということになると思います(いわゆる客観的な距離を保った、考察、評論、という感じでもない。『ごちうさ』の世界に迷い込んだ人の、いわば旅行記というか、探偵ノートというか…。でも分かりにくいと思うから、表向きには、考察です、評論です、と言うことにしています)。

 『ごちうさ』もけっこう長く続いていますから、過去のお話と、今のお話、さらに未来の想像、とかっていうのも、ちょっと整理していったほうが、より楽しめると思うのです。考え始めると、結構複雑なんですよ?(実際、作中には、ずいぶん細かくいろんな「仕掛け」が散りばめられていると思いますよ?) ──そういう『ごちうさ』読書ノート、探偵ノートのようなものを、材料にしている本です。

 大げさに言えば、〝作品内在的な解釈〟というようなやつにあたるでしょうか。要は、『ごちうさ』の世界の中から、あんまり出ないです。だから、他の作品と比べてどうとか、何か深刻な現代の問題(…むむむ)と結びつけるとか、そんなようなこともあんまり(ほぼ全く)行っておりません。そういう傾向のやつではないです。そうじゃなくて、『ごちうさ』と『ごちうさ』を比較する、と言ったらいいでしょうか。

 ここのお話と、あそこのお話とは、こうつながっている(小さな手掛かり、大きな手掛かり、を頼りにして。「シスト」なんですよ)、で、そこがそうつながっているのなら、全体としては、こんな形にも見えるんじゃないかしら?(表紙の図案はそういうイメージです。) というように、「立体パズル」を組み立てるような感じで、読み解いていく、そういうものになっています。

 立体パズルのピースは、私たちに与えられている『ごちうさ』です。それ以外の、別の部品を無理やり組み込もうとしたりはしていないです。──立体パズルはお父さんからのクリスマスプレゼントだから、大事にしないとね。「紳士うさぎと木組みの家」。

 ですから、ファンの方なら、読んだらきっと面白いのではないかと思います。面白いかどうかは読んだ人が決めるべきですが、私が後から自分で読んだら面白かったです。そもそも『ごちうさ』が面白いから、当然そうなるのです。

 多分、読みながら、いや違う、ここはむしろあの話とつながっているんだ、とか、いろいろ思うところが出てくるかもしれませんね。それでいろいろ読み返してみたり、見返してみたりしたくなったら、もうパズルが始まっているのですよ。──そういう誘い込まれるような『ごちうさ』の楽しみ方を少しでも共有できればいいな、と思います。