テディベア(または二次元テディベアキャラ)のお話。けど、いつの間にかテディベア擬人化少年の話をしていた…(病気)。
もくじ
- シュタイフのLinda(リンちゃん)
- モフルン/キュアモフルン(『魔法つかいプリキュア!』)
- シュタイフ・ベア擬人化少年──黄色いタグと金属ボタンのピアス
- タイニーチャム(ハローキティ)擬人化少年──赤リボンにサックスワンピース
シュタイフのLinda(リンちゃん)
私は、とあるテディベアと、赤い糸で結ばれた。(お互い)一目惚れだったし、2人は自然と運命の糸で手繰り寄せられた。こちらがその子、リンちゃん。製品名としては「Linda」なんだって。だからリンちゃん。
絶妙に美人で、とっても可愛いでしょう? ピンク色も、とてもすてきな色合い。ポップすぎず渋すぎない。
体を動かすと、「ぐーぐー」と鳴く。ときどき。思った通りに鳴くとは限らなくて、割と向こうのタイミングで鳴く(電池などではなく、もっと何かレトロな仕組み)。それがリアリティがあって、まるで生きているみたい…じゃなくて、この子は生きている。この子が生きていないというなら、私も生きていないということになる(それならそれでもいいけど)。*1
(リンちゃんのバースデーパーティーもしたりした。くまちゃんにリボンを巻いてあげた日がその子のお誕生日になる、という、『カードキャプターさくら』で得た知識に基づいて。)
たまたまデパートのくま売り場に行ってみたところ、すぐに一目惚れした。ほんと、そういうのってあるもの。くま売り場にびっしりいるくまちゃんたちのなかでも、この子とだけすぐに目があった。とびきり美しくて可愛かったし、表情にも独特の雰囲気がある。それなりにするのですぐには決断できなかったけど、その後も、毎日のふとした瞬間に顔が思い浮かび、何度もまだいるかな?って、ガラスケースの前まで見に行ったりした。
ちなみにリンちゃんがお家に来てから、その後なんとな~く気になって、リンちゃんお迎えの地である同じくま売り場に行ってみたら、同じ「Linda」がいたんだけど(在庫補充)、ぜんっぜんリンちゃんに似てなかった…(し、それほどかわいくなかった…)。それで、やっぱりリンちゃんはリンちゃんで、世界にたったひとりの、オリジナルでユニークな、私だけのくまちゃんなんだ、って改めてわかりました。
そう、世界で唯一の、オリジナルでユニークなリンちゃんは、他の何ものにも取り替えることなんてできない。
そして、リンちゃんには性別なんかない。──どっちなのですか?とつい聞いてしまう人がいるようだけど(くま売り場の人は、「ま~Lindaという名前だから女の子なんでしょうかね~?」というくらいに答えていた)、このお美しいくま様に、性別なんかを当てはめてはならない。そんなつまらない枠組みを超えた、崇高で唯一で純粋な、美しい存在なのです、うちのリンちゃんは。*2
モフルン/キュアモフルン(『魔法つかいプリキュア!』)
そういえば、「モフルン」にも性別がない。プリキュアシリーズはそんなに見ないのだけど、『魔法つかいプリキュア!』だけは、熱心に見た。
魔法界や魔法つかいという設定とか、イケメン校長の登場*3など、私の好む要素がたくさんあったからなのだけども、しかし何と言っても、ハマった最大の理由はモフルンだった。モフルンのなんともまあ可愛いこと。初めて(魔法で)お話しできるようになったとき、「モフルンはずーっと、みらいとお喋りしたかったモフ!」、とか言うんですよ…きゅん…。上の画像を見て。ああ、かわいい…。
(左、いちごメロンパンをもぐもぐ。あま〜い匂いを嗅ぎ分ける[リンクルストーンを見つけるときも甘い匂いを感じ取る]。お目目にお星さまがあって、きゃわ〜☆ 右の画像はね、ずっと、みらい[持ち主]のお部屋を自分の足で歩いて回りたかったんだ〜って、はしゃいでいる様子。 この後モフモフダンス[勝手に命名]を披露する。)
モフルン自身が可愛いのに、さらに可愛い赤ちゃん妖精の「はーちゃん」の面倒を見ようとしたり(自分も小さいのに)、遊んであげたりしている様子も、とてつもなく可愛かった。「はーちゃん、遊ぶモフ」って。
そして、その可愛さが爆発したのが、「キュアモフルン」。キュアモフルンちゃん…。
(可愛さが爆発)
(くま口。お目目のお星様もそのまんま〜☆きゅきゅきゅん…♡)
この子にもやっぱり性別がない。性別がないプリキュアって、(後に登場する)男子プリキュアよりも斬新で最先端(さらに究極にピュアで最高の存在)なんじゃないかしら。(キュアモフルンは、あんまりこの文脈で着目されることが少ない気がするけど、キュアモフルン→ピカリオ→キュアアンフィニ、なんじゃない?プリキュアのジェンダーフリー化というかなんというか、この手の流れは。けど、どっちにしろそんなことはどうでもいいんです。キュアモフルンちゃんの魅力は、そんな文脈に収まりきる程度のものじゃない!)
キュアモフルンのお衣装*4は、半ズボンにサスペンダーが付いてて(!すでにやばい!)、膝当てとかがクマの形になっていたりして、ジャボタイ風の付け襟が胸元についていたりするんです!もう、とっっても可愛いんです!!!*5
性別がない、と言いながら、程よく、少年らしいかわいらしいお洋服のモチーフがたくさん取り入れられています(「わんぱくな少年風プリキュア」*6)。こういう要素の入ったプリキュアなんて、今までにもこれからも、いないんじゃないでしょうか。*7
というか、ここにポイントがある。中性、性別無記、とするには、少年風モチーフを取り入れることになる…ということの意味。──そう、少年とは、そもそも性別がない存在のことなのですよ。(異論がおありかもしれませんね? そうですね、例えばこう考えてみてはいかがでしょう。「少年」という言葉に惹きつけられる人でも、「小さい男」と書いた途端、興味がなくなりませんか? つまり、そういうことなのですよ…(?)。)
持ち主…というかパートナーのために、もふもふの激かわなお衣装で、頑張って戦う、少年風擬人化テディベアちゃん…もう、ここには可愛い要素しかないです。萌えるしかなく、もだえるしかないのです。(なので、キュアモフルンが活躍する『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』[ビックリマークが多い]は円盤を入手しました。手元に置いて、末長く可愛がります。キュアモフルンのぬいぐるみも入手。…さらにキュアモフルンに関して、ドン引きされるレベルのあるとんでもない出費をしてしまっているのだけれど、それは秘密にしておきます…。)
(戦う)
(持ち主?のみらいを助ける。えらい!!ドキュン♡)
シュタイフ・ベア擬人化少年──黄色いタグと金属ボタンのピアス
・・・というわけで、うちのリンちゃんも、きっと人間になったら(キュアモフルンちゃんみたいに?擬人化したら)、あんな感じの衣装を身にまとうのかな、って思ってます。性別がないと、少年風になるはずなのです。
お耳の黄色いタグなんかも、人間になった時、いい感じで生かしたいですね。大きめのピアスとかになるのかな。
(リンちゃんおしゃれ~タグもピアスだから🏷)
最初は、シリアルナンバーの入ったタグがお耳についてるのがなんとなく嫌な気もしました。なんだかまるで、牛さんとかみたいで…。シュタイフ社のテディベアちゃんたちはみんな、タグが、お耳をバチって貫通する形で、金属の大きなボタンで留められている。ぬいぐるみ自体は非常に繊細に作られているのに、ここだけけっこう大胆な留め方だな…って最初ちょっと違和感がありました。けれども歴史的にこのシュタイフ社のテディベアとはずっとそういうものであったらしくて(偽物と区別するために、目立つ場所に取れにくくつけたとか)、むしろ愛着が湧いてきました。何十年も可愛がっているうちにタグがすり切れたりしたアンティークのくまちゃんとかもいるらしい。そういうのはいいですよね。それに、毎日見ているうちに、素敵なチャームポイントにも思えてきました。
そしてさらに、この子が擬人化した場合、なんか、お耳にタグっぽいのがそのままついてるのって、より良いよね…って思うと、ますます気に入ってきました。少年風の姿になっても「元くま(テディベア)」だった証がお耳にちょんって付いてるのって、なんかすごく良いよね、って…。
(シュタイフ・テディベアのリンちゃんが少年風に擬人化しても、そのままバチって、あの金属のボタンがお耳に貫通するような形になっていたりするのも良いかなって思う。そういう大胆なピアスとして名残を残しててほしい。お耳の黄色いタグもそのまま。──この「お耳」っていうのは、まさにヒトのお耳のことね(ケモミミなし)。これって何かをくすぐられる良さで、いったい何をくすぐられているのかわからないけれど…。*8)
ちなみにうちのリンちゃんは、毛がピンク色だから、そのまんまだけど髪の毛もピンク色。細かくカールしたもやもやの毛が可愛いくまさんだから、やっぱりそういう柔らかい天然くるくるカールが短めにハネハネしてる、そういう髪の毛の少年がいいなあ~。もしゃっとした頭の美少年。…あは、かわいい~(頭の中に絵が浮かんだ)。
それで、お耳には先ほどのタグピアスと、私がお誕生日に首に結んであげたリボンをそのまま結んでいるの(リボン大事にしてくれている…少年に擬人化してもずっと)。きゃ…ほんと可愛い。
リンちゃんはドイツ製だから、そうね、ヨーロッパのちょっとだけ昔の、それなりに良い家庭の子どもが着ていそうな感じのお洋服も着ててほしいですね。白い、折ってある靴下とかはいてて。──例えば、絶対伝わらない表現で悪いのですが、私が昔、ドイツ語の教科書で見た(かなり古い本を再版したような本だった。なんだか味のある銅版画のような絵とか模様が挿絵になっていて、好きだった。二色刷り、旧正書法)、チェスをしているドイツの少年のような感じかな。絶対わからないですよね。でもあんな感じがいい。
タイニーチャム(ハローキティ)擬人化少年──赤リボンにサックスワンピース
もう一つ、テディベアといえば、「タイニーチャム」。この子もかわいい~~・・・。
タイニーチャムは、サンリオの「ハローキティ」で、キティちゃんの持ってるテディベア。「キティの愛によって魂が宿ったよ」*9ということで、動いたり喋ったりして、生きている。一人称は「ぼく」*10。
そして、「キティが大好きなのでなんでもキティのまねをしちゃう」*11そうで、「男のコだけど、大好きなキティの真似をしてリボンを付けている」というのです……!!*12
しかも見て~。ピューロランドのホームページでは、爽やかな色(ミント?サックス?)の、かわいいワンピースを着ています(きょうだいたちのお顔をアップリケにしている)。かわいい~。
(こういうラブリーなお洋服を着ていることもある。
こういう公式情報を眺めていると──タイニーチャム色の、ブラウンヘアーがもふもふっとしてる、短めの髪の毛の男の子・・・に擬人化してくれないかなー、って思ってしまっちゃったりする(キティちゃんロンドン在住だから、英国の少年かあ~)。もちろんキティちゃんの真似をして、サックスのワンピースを着てて、頭には赤いリボンをつけてる、そういう少年。思考停止しかねない可愛さ。
・・・そうですね、おくちがくま口っぽくなってて、ギュッとキティちゃんのぬいぐるみとかを抱っこしてて欲しいですね…。キティちゃんが学校に行っていないあいだ寂しいからって、おうちでキティちゃんのぬいぐるみを抱っこして待ってたりする(ぐすん…泣いてなんかないもん、とか。あの可愛いワンピースを着て……)
学校から帰ると、「キティっ!おかえりっ!」とか言って、満面の笑顔でキティちゃんの方へ駆け寄ってくる──さっきまで抱っこしてたキティちゃんぬいぐるみはポイって放り出しちゃって…あんな大事そうにしてたのに。ちょっとそういう雑なところも、男の子って感じで可愛い気がする。(ついでに言うと、私、かわいい男の子にはぬいぐるみを持せたいってよく思うんだけど、ぜひちょっと雑に扱っててほしい。ずるずる引きずったり。それでも本人的には大事にしているらしい、みたいな、ね。)
……ぜんぶ妄想です、そういう公式設定とかは全くないです。
キティちゃん的には(キティちゃんは、この擬人化世界ではどんな感じかな~)、タイニーチャムは、キティちゃんの真似っこばっかりしててちょっと呆れるときもあるけど、でもやっぱりかわいい弟みたいな存在って感じ。
(LINEスタンプ「ハローキティ タイニーチャムと一緒」の紹介文では、「ちょっとだけいつもより優しくて、おねえさんなハローキティ」とありました。お姉さんと弟ちゃんっていう…そういうよさ。↑タイニーチャムもねてる。…タイニーチャムはぬいぐるみだから寝なくてもいいんだけど、キティちゃんが安眠できるように、いつも寝たフリをしている…とかだったりすると可愛いね。妄想ですが。)
(キティちゃんの帰宅を待ってるとき? かわ~)
(キティっ!おかえりっ!)
なお、私はこのタイニーチャム擬人化妄想を(脳内で)始めてからというもの、タイニーチャムを見るたびに、その妄想擬人化英国美少年が浮かんできてしまい、困っています(しらんがな)。
そのタイニーチャム擬人化美少年に関しては、もうはっきりと、顔とかのイメージもあって、絵が描けたら再現できるのに…でもまあその必要もなし、私の頭の中にははっきりといるのだから、私はいつでもその子に会えます(なんか、あんスタの星5カード[姫宮桃李など。才能開花前。]みたいな感じで、斜め上からのアングル、ちょいクマ口の少年が、寂しそうにこっちを見てる絵が浮かぶ。よく見るとちょっぴり、片方のお目目に小さな涙が…ほっぺが少し赤い。ピューロのあのサックスブルーのワンピースをパジャマっぽく着て、ベッドの上に座って、キティちゃんのぬいぐるみを抱きしめている。ああ、良い)。ただ皆様にお見せできないのが残念、というだけ。
*1:カタログには、「グロウラー」という「音の機能」で、「体をねかせたり起こしたりすると鳴きます」と書いてある。くま売り場の人が、こうやったら鳴きますよ、と動かしてみせても、鳴かなかった。あれ、ちょっと鳴きませんね…、ってなったけど、その後、じゃあお包みしますね、って柔らかい包み紙のなかに入れられた途端にぐ~~っと長く鳴いた。きっとこの子は、しばらくいたこのくま売り場を離れるのが不安なんだね、って思った。
*2:人間だけでなく、くまのぬいぐるみにまで、二つの性のどちらか(binary)でなければ困るというような人もいる──確かにリンちゃん出身地の言語には概念や無機物も含めてあらゆる名詞に性があるけれども(「性別」しなければ落ち着かないゲームのルール)、しかしドイツ語には中性名詞があり、例えば子ども Kind は中性。このクマの子はずっと子供。
*3:あのような髪が長くて色白な、お姉さん風イケメンは良い。CCさくらの月さんとか、最近だと寂雷先生とか。
*4:「…宮本絵美子[TV本編のキャラクターデザイン]さんに話を聞いたら、「[モフルンは]中性的な存在という気持ちで企画当初にデザインしました」ということでした。…田中監督からも、あまり女の子っぽくしすぎず「わんぱくな少年風」という指示もありました。それでミニスカートではなく、かぼちゃパンツにしました。そして他のプリキュアたちよりも年下で、まだ幼さがある感じにデザインしました。」(上野ケン[映画のキャラクターデザイン・作画監督]、『アニメージュ1月号増刊 魔法つかいプリキュア!特別増刊号』、徳間書店、2017、35-6頁)
*5:というか、スタイ、っていうアイテムでしょうか。私も先日、ALICE and the PIRATESさんで「スタイ」というファッションアイテムを入手しました。それで、そのようなアイテムの存在を知りました。確かに、キュアモフルンちゃんのお衣装の首元についているものは、それによく似ている気がします。…子供っぽさを演出するアイテムであるということからも、そういう気がする。スタイは別名「よだれかけ」。
*6:『アニメージュ1月号増刊 魔法つかいプリキュア!特別増刊号』、徳間書店、2017、35頁。
*7:と言いつつ私、プリキュアシリーズは、残念ながら、この『まほプリ』以外、ほとんどよく存じ上げないのですが…。『プリアラ』と『ハグプリ』は、ほんのちょっとだけ部分的に見ました。──私、どんなコンテンツでも、「戦う」場面がとにかく苦手で、痛そう、って思うとつらいので。『まほプリ!』も、プリキュアに変身するところまでは見て、戦闘シーンは薄目で見たり、あんまり見なかったりした。
*8:ケモミミ的要素は、この妄想ではなくていいかな、と思います。確かにキュアモフルンちゃんには、クマ耳っぽいのが頭についてますが、衣装の一部なのか何なのか、はっきりしません。というか、キュアモフルンちゃんの設定自体が、あまりはっきりしないところがたくさんあるみたいです。
*9:「キティがとっても大切にしていて、一緒に暮らしていたテディベアのぬいぐるみ♪キティの愛によって魂が宿ったよ。キティが大好きなのでなんでもキティのまねをしちゃうよ。」(ピューロランドホームページ)
*10:例えば、キティちゃんアニメでタイニーチャムは、「ぼくが塗るよ」(ペンキ塗りのお手伝いシーン)としゃべっている(「ハローキティのサーカスがやってきた」)。ちなみに、このアニメでのタイニーチャムは、喋るとき口が動かない。『まどマギ』キュウべぇも同じ方式。
*11:同上
*12:「タイニーチャムのパパがお仕事でニューヨークへ行っている間、キティのお家に住むことに。男のコだけど、大好きなキティの真似をしてリボンを付けている。」(サンリオ公式ホームページ)