ロマン主義アニメ研究会

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ときめきポポロン♪の感動、再び──『DMS』特典の「チマメマーチ」大阪公演の映像と、『MAX』連載2018/3

  先日発売された『DMS』(OVAご注文はうさぎですか?? 〜Dear My Sister〜』)Blu-ray特典の

chimame march in Osakaダイジェスト」を何回も観ているのですが、

ときめきポポロン♪」のところは、やはり毎度うっかり泣きそうになります。

 

この歌はもう、このように振り付けと共に歌ってくださると、

何か自動的にこうなるようになってしまっている。

 

そのとき頭に思い浮かんでいるのは、いうまでもなく、

アニメ2期エンディングの映像、

そして、最近の『きららMAX20183月号のお話、です。

 

 

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(1)アニメ2期エンディング

アニメ2期エンディングは、初めて見たとき、チノちゃんがお外で、お友達と一緒に、踊ってる!

ということへの、驚き&感動が、何よりもまず思い起こされます。

 Chimame marchライブで生き生きと歌って踊っている声優さんたちの姿は、この感動をより一層強くしてくれます。

 

何度もお話しているような気がしますが、とにかく、この2期エンディングの映像の感動するところは、

 

・もちろんその姿が「可愛すぎる」ということもあるのですが、

 

それ以上に、

 

・チノちゃんがこんなことを!お友達と!お外で!している!という、チノちゃんの変化、チノちゃんの世界の広がりです。

 

本当によかったね〜〜!!、チノちゃん(そしてチマメ3人)という気持ちで、感動してしまうのです。

原作第1話、アニメ1期第1羽から、ここに至るまでのチノちゃんの様々な、一歩ずつ進んできた道のりが思い起こされて・・・進んできたと言うと、少し違うかもしれません。何か問題を抱えていた人がそれを克服するような、そんなお話ではありません。そうではなくて、チノちゃんの本来の姿が、いつものみんなの優しさによっていつの間にか開花していた、と言うべきでしょうけれども、

そのようなチノちゃんのこれまでの姿が思い起こされます。

 

 

(2)『きららMAX20183月号

そしてまた、『きららMAX20183月号のお話も思い起こされます。

このお話は、このようなファンの私(たち)の、チノちゃんや、「ときめきポポロン♪」エンディング映像に対する気持ちを、しっかりと受け止めてくれているお話です。

「あの橋の上」「パーカー」などが、わかりやすい目印になっていますよね。モチーフとして、あの映像を、みんなで撮っている、というようなイメージのお話になってると思います。

 

 特に、この連載2018/3p. 79左3〜4コマ目のココアの表情と発言は、

私がアニメ2期の「ポポロン」エンディング映像を初めて見たときのものと、全く完全に一致していて、「ファンの気持ちを汲み取ってもらえている!!」と、喜びに浸りました。

・・・というよりも、ファン、特にチマメファンは、ココアお姉ちゃんと気持ちがどんどんシンクロしていくものなのかもしれませんが。

 

 

 また、このお話の最後のコマでは、タカヒロが「チノも変わったな」と言っていますよね。

──ここで思い浮かぶのは、タカヒロのキャラソンです。タカヒロは、原作でもアニメでも、本編で気持ちをつらつらと述べるということはほぼありませんが、キャラソンは手がかりを与えてくれます。そこでは、チノの変わっていく部分と、同時に「でも無理に全てを変えなくてもいいんだよ」と優しく見守ろうとする気持ちとが、絶妙に表現されていました。

 

 そして、このようにチノを見守るタカヒロの気持ちは、私(たち)の気持ちでもあります。アニメのエンディングを見たとき、こんな気持ちになった、ということは、すでに述べた通りです。

 

 ・・・とはいえ実は、細かいことを言えば、アニメ2期の段階では、もしかしたら少しまだ早かったかもしれません。みんなと踊る、ということでいえば、確かにバレエを始めるというエピソードもありましたし、スムーズではありました。

 しかしながら、2期までのお話の段階よりも、今のこの時点(『MAX』連載20183月号)の時期の方が、より一層、チノちゃんの変化をスムーズに捉えることができると思います。

(アニメ2期よりも後の時系列に当たると思われる原作エピソード、例えば、チノの独唱、文化祭、・・・等の展開を経て。)

 

 例えばこのように、アニメエンディングの映像に至るまでも、Koi先生は、原作の中で生かしきり、全体としての「ごちうさ」の世界を、より完璧なものにしてくれているのだと思います。しみじみと思うのは、『ごちうさ』というのは、本当に、一切がとても丁寧に・繊細に組み立てられている作品だということです。だから、何度でも嚙みしめて味わう甲斐があるのです。