読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

miusow’s diary / ロマン主義アニメ研究会

アニメに関する考察・・・というより、アニメ等を契機に私が思考した事柄を中心に、私の個人的な雑記等も書き記しております。

C91アイドルアニメ同人感想(1)ラブライブ

 

 私はそもそも、アイドルアニメというものを長らく敬遠してきて、最近ようやく、その面白さが少しわかってきた、というくらいなのですが。

 アイドルアニメは、日常系作品と違って、ある目標に向かってぽんぽんとストーリーを進めていかないといけないので、もう少しこの子たちの気持ちを丁寧に描いて欲しかった、というような欲求不満が残りがちな気がしますので、二次創作でその辺りを補いたいと思い、最近少しずつこのジャンルも探求しつつあります。

 (というより結局、私は、アイドルアニメを見ていながらも、アイドルアニメの本質的な部分よりも、その中にある日常系作品的な要素を求めているだけなのかもしれませんが。・・・ラブライブシンデレラガールズも、「ストーリー」読みたさに、ゲームを始めました。)

 

 このたび出会った、心に残った作品について、感想を記しておきます。

 

 

 

開花宣言『シスターと天使』[ラブライブ!

 

ことり・うみ。

 

絵が柔らかく、温かい気持ちになる。と、同時に少し悲しい気持ちにもなる。

本の装丁や形状も、こだわって、考えられて作られている。

 

かなり独特の世界観。

隠喩、象徴的な表現が多く取り入れられている。

作品全体が、何かの象徴のようでもある。

 

しかしながら、むしろこうした象徴的表現を通じてこそ、ことりちゃんという子の本質が見えてくる(私はことりちゃんが好きです)。

 

アイドル=天使。

そして特に、ことりちゃんが天使。

 

──「ことりちゃん天使」、とか、比喩ともなんとも意識せずに、しょっちゅう使うような言葉になっていますけど(それでその意味がずいぶん希釈されてきてしまっている気もしますけど)、

これを比喩として、象徴として、きちんと掘り下げて、作品にしたら、こうなる、という感じがしました。

 

(だいたい、「表現」というのは、使われていけばいくほど、意味が軽く、薄くなっていくものですね。だから「そういう言葉は滅多に口にするものではない」などというような迷信のようなものは、事実としても当てはまると思います。)

 

──なお、「象徴的表現」というのも、読んだ私の勝手な解釈であって、芸術的構想力のある人というのは、そもそも象徴なのか、直示的描出なのか、という区別を特に意識せずに、一気に作品を練り上げる場合が多いようにも思います。あくまで私がそう捉えただけです。

 

 

 

■超あるまじろくらぶ『くるりんHANAMARU』[サンシャイン!!]

 

 まさに。アニメ「ルビまる」回の、ルビまるの良さを描いています。あとがきにもあるように。

 私も「ルビまる」回が好き、というか、もうほとんど、『〜サンシャイン!!』に関しては、ここのみに着目して楽しんでいるとすら言ってもいいくらいなので、大変、私にマッチした同人誌でした。

 

 要するに、まるは「凛ちゃん」(そしてルビィちゃん)のおかげで、一歩を踏み出せた。そして、ひるがえって、ルビィちゃんにとってのそのような意味での「凛ちゃん」は、まるなのだ、と。

 

 美しい。反復される関係。伝説(μ’s・りんぱな)と、今(ルビまる)とが、ここにおいて交差する。

 

 伝統の(再)解釈=適用、という「解釈学的循環」のなかで、アクアは「実践」している。

 

 そういう意味で、「ルビまる」周辺には、「サンシャイン!!」らしさの本質が凝縮されているとも言える。

 

 

■しとらすいーと。『ふたりのプリズム』[サンシャイン!!]

 

 こちらも、ルビまる本であり、こういうところを掘り下げて欲しかった、と私が思っていたことを描いて下さっていました。