ロマン主義アニメ研究会

アニメに関する考察・・・というより、アニメ等を契機に私が思考した事柄、随想的なものを載せています。またここは評論・随想サークル「ロマン主義アニメ研究会」のHPでもあり、たまに告知等も載せます。

日常系作品

『Aチャンネル』のなかの「故郷」──本筋と関係ない感想、けど作品と関係ある感想、BDボックスを観て

Aチャンネル。 BDボックスが出ました。 きららフェスタで宣伝を見てから予約して、この間届きました。やっと見ることができました。(あれは宣伝効果があるよね、ということを証明する一事例。) う~む、やっぱりいい。 なんとなく直感的に、自分は今、これ…

私をまっとうな道に連れ戻してくれるかもしれない爽やかさ:『NEW GAME!!』(2期)感想

◆爽やかさ 大変よかった。とても前向きで爽やかな作品。──「さわやか」という表現が、本当にぴったり。 確かに「萌え4コマ」原作ですから、フェチ的欲求を所々で満たしてくれるようにはもちろん作られているけれども(第1話の会社で起き抜けの八神さんのシ…

「教訓」はいらない:ヴィトゲンシュタインの映画、平沢唯のおやつ

なんのオチもないとか、さらには何もここから教訓を引き出せない、などと、アニメなどの娯楽作品に不平を言う人が時々いるが、そういう人は、一休さんのとんち問答とか、悪いおばあさんが懲らしめられる昔話とか、何かそういうものを本来のアニメとしてイメ…

透明な関係(唯あずについて):桜高新歓7での体験から

時間が経ってしまいましたが、2017年5月の「桜高新入生歓迎会!!7じかんめ」の感想などを、書き記していこうと思います。 ◆特に、ギター演奏の様子 このイベントでは、同人誌即売会、校舎見学、コスプレ、など様々なことができるのですが、なかでも、有志の方…

天使の居場所がない時代に:『ガヴリールドロップアウト』感想

『ガヴリールドロップアウト』。 どうも、この春のアニメがあんまりしっくりこなくて、昔のものをいろいろ見てみたり、昨シーズンやっていたもので、まだ見ていなかったものなんかをゴソゴソと出してきて、いま見ている途中なのですけれども、これ、なかなか…

萌えアニメの「壁」:『ごちうさ』、『うらら』、『ひなこのーと』

アニメ、特に一般に萌えアニメと言われているものが、基本的に、はっきり言えば、私は好きなんですけれども、ただどのそういうアニメも、たいてい、最初の方は、「ちょっとこれは無理だ」と思ってしまいます。 だけれども、しばらく見ているうちに、その「壁…

けいおん!・日常系について考える文章を書きました@「桜高新歓7」新刊(2組14番)

「けいおん!は優れた日常系作品である──「日常系」とは何かを考える」という文章を、『けいおん!再検証 Vol.2』という本(同人誌)に、載せてもらうことにしました。 【詳細】 三浦想「『けいおん!』は優れた日常系である──「日常系」とは何かを考える」 …

作者・読者のきらら化──『きらりブックス迷走中』、『こみっくがーるず』

『きららMAX』連載中の『きらりブックス迷走中』、『こみっくがーるず』が、面白いです。 ○『きらりブックス迷走中』 気がつけばあっという間に最後まで読んでしまうようなテンポというか勢いというか、そういう笑いの連続な作品なのだが、特にここで言及し…

チノちゃんが好きというより、チノちゃんになる:ごちうさ「男の娘」もの二次創作から考えたこと

ごちうさに「男の娘」ものの二次創作があるのは、ある意味で、必然的である。 そもそも、女の子しか出てこないアニメ、漫画、とりわけきらら系作品というものは、もちろん性別関係なく、誰でも楽しめるものであるけれども、しかし基本的には、青年向け、とさ…

チマメ隊が「示す」世界:ごちうさ・チマメ隊AL『chimame march』感想(3)「みえるよみえる」

『chimame march』収録のチノ・メグ曲、「みえるよ みえる」。 みえないものが みえるよみえる 急いでいたら知らない世界 おとなの落とし物なのかもね みえてるものは ちがってみえる 雲のかたちがゆっくり変わり 美味しそう あれは…クロワッサン! 自然と涙…

ステラのまほう第10話:反復・取り戻し

ステラのまほう、第10話 この回のいいところは、結局、せっかく先輩は学校に来たというのに、部長には会っていないということ。それにもかかわらず、結局、先輩の気持ちが、部長に伝わっているということ。 それは間接的に、たまちゃんを通じて、なされて…