ロマン主義アニメ研究会

「ごちうさ論」本、各種、書店様委託販売中です。よろしくお願いします♪ ZIN様 https://bit.ly/2vMxeK5 メロン様 https://bit.ly/2PbXy8v

【C95】ごちうさ論コミケ新刊・おしながき@1日目 東5 ヘ-43b

 皆さま、ごきげんよう! 寒いですが、いかがお過ごしでしょうか。

 当サークル「ロマン主義アニメ研究会」の冬コミ参加のお知らせです。新刊があります。

 またご一緒に『ごちうさ』を読みながら(CDも聴いたりして)、お話し(本を通じて)できるのをとても楽しみにしております♪

 

f:id:miusow:20181222234022j:plain

ご注文はうさぎですか?』(原作、アニメ、キャラソンなど)についての評論…という感じでもないですが、文章の同人誌を頒布します。コスプレ写真集もあります。
新刊、既刊(あるだけ)、お持ちして、お待ちしております。

 

サークル:ロマン主義アニメ研究会
配置:東5 ヘ-43b
コミックマーケット95・1日目
2018年12月29日(土) @東京ビッグサイト

(ご注意です。「ヘ」はカタカナです。ひらがなは西の館です。)

 

コミケWebカタログ:

https://webcatalog.circle.ms/Perma/Circle/10371368/

 

・・・お待ちしております!

 


(書店委託)会場に来られない方はこちらもご利用くださいませ。
メロンブックス様(新刊・既刊)

www.melonbooks.co.jp


COMIC ZIN様(既刊)

COMIC ZIN 通信販売/商品一覧ページ

 

 

◆【新刊】ご紹介『鏡の国/すてきなセカイ:ごちうさ「旅行」エピソードを読む〈出発編〉』

f:id:miusow:20181222234532p:plainf:id:miusow:20181222234548p:plain

──「私たちの『ご注文』は、もう《ここ》にある」(あとがき)。

 『ごちうさ』の「世界」は、不思議で、(悲しいくらい)不条理でもあり、また「キラキラ」したものでもあります。本書では、「世界に対するわくわく」・「魔法」・「運命」といった概念を手掛かりに、この不思議ですてきなセカイの秘密を読み解きます。──過去から未来へと繰り返される「世界」のなかで、チノ達はこれからどう変化していくのでしょうか? またそんなチノ達の姿から、私たちが受け取るべきメッセージは何なのでしょうか?
 とくに今回の主な題材は、みんなが「外の世界」へ出かける「旅行」エピソードです(序盤部分、最新コミックス第7巻〜連載中)。チノ達が旅に出る理由、滞在先の街やホテルと木組みの街やラビットハウスとの関係、ココア達がすぐ道に迷うことの意味、新キャラクターたちのこと(双子、支配人…)、…気になることがたくさんです。
 さらに同時期に発売の「キャラクターソロシリーズ」や、共通曲「わーいわーいトライ!」も、この「旅行」と関連付けながら読み解きます。──「わーいわーいトライ!」が歌う〝悲しくないお別れ〟について、チノが「おとな」になることの特殊性(そして「キュビズム」との関係)、等々…。
 また、前回の本「6巻を読む(前半)」のつづきとして、コミックス第6巻「第3話」(青山&凛・鬼ごっこ・カルーセル)と「第10話」(2年目のクリスマスマーケット)についてもお話しします。これらのお話も「旅行」、そして「世界」の秘密を考えるために重要な手がかりを与えてくれます。
 それでは皆さま、お茶とコミックスとCDを用意して、ご一緒に『ごちうさ』のお話しをして楽しみましょう! ごちうさ論しりーず4冊目。B5判68頁。

 

f:id:miusow:20181222234602j:plain

f:id:miusow:20181222234616j:plain

f:id:miusow:20181222234711j:plain

 

 

◆雑記

 新刊、何とか出来ました。ちょっと疲れました。これでようやくちょっとだけSNSやゲームをしたりできます(でもまたすぐ、お片付けをして、コミケに行く準備をしなくちゃいけません)。もう、頑張ったので、ニンテンドースイッチ(プリパラのためだけに)を買ってしまおうと思います。

 上の表紙はサンプルで、実物はまだ私も見ていません。──私、特殊紙が大好きで(キラキラにしたいの)、今度はインクまでキラキラだから、ちゃんと文字が読めるか心配です。とにかくキラキラした薄い白っぽい冊子が新刊です。そういえば最近、爪もキラキラにしました。

 内容は、思っていたよりも納得のいくものになりました。これまでの既刊たちのなかでお話ししてきたことが、一通りまとまったと思います。 

 『MAX』連載中の「旅行」エピソードでは、私はとにかく〝双子ちゃん(仮)〟が気になります。新曲「わーいわーいトライ!」は、最初に聞いたときは、いかにも『ごちうさ』の共通曲っぽい曲だな〜と思っただけでしたが…「チノVer.」を聴いて、ハッとしました。ああ、そういう歌だったんだ!って。そして「旅行」のお話との結びつきも考えるようになり、今回の本でお話ししています。また「ソロシリーズ」の「大人」というテーマ設定の意味についてもちょっと考えます。「きらら展」のことも少し書いています。そしてマヤのお兄ちゃんに会いたいです。 ──全くそんなつもりはなかったのに、最新の話題が多くなってしまって、ギリギリで作っていることがバレバレですね。

 


◆(おまけ)クリスマスマーケット

家で作業しているとこんな感じになっていきます。
(床がきららでMAXになっていく…)

f:id:miusow:20181222235341j:plain



f:id:miusow:20181222235408j:plain

この前の週末は頑張りました。

ちょうど今回、扱っているお話の一つが「クリスマスマーケット」だったので(6-10)、作業の途中で、少し気分転換に、ココアたちの気持ちも分かるかなと思って、ちょっと行ってみました。

f:id:miusow:20181222235500j:plain

 

 ドイツワッフルというものも食べてみました。
 これは、ちょうど6-10で、チマメたちが食べていたワッフル(らしい食べ物)と同じかどうかわかりませんが、まんがの「サクサク もちもち」の擬音と同じように、サクサクしているのにモチモチしている独特の食感で、とても美味しかったです(よく知っているベルギーワッフルとはだいぶ違いました)。

f:id:miusow:20181222235524j:plain

 それから7-1冒頭でココア達が飲んでいたような、ホットワイン(ノンアルコール=ぶどうジュース)も飲んでみました。ぶどうジュースだけど、この雰囲気の中、暖かくて甘い飲み物は、気分が陽気になります。

f:id:miusow:20181222235630j:plain

 それに、レトロな回転木馬もまわっていて、ちょうど、今回の新刊でお話ししている6-3で重要な役割を果たす「カルーセル」のようでした。(すごく雨降ってましたけど。) 

 他にもいろいろなクリスマスの飾りやぬいぐるみなどを売っていて、賑やかでした(「焼き栗」はありませんでした)。6-10で、楽しい雰囲気の中、ついチノが道に迷ってしまうのもわかる気がいたします。

 そういえば、ぬいぐるみ屋台のおじさんが、ブラシでライオンのぬいぐるみの毛を梳かして、どんどんふわふわにしていく様子は見ていておもしろかったです。

 

 

 

【C95】ごちうさ論コミケ新刊・おしながき@1日目 東5 ヘ-43b

 皆さま、ごきげんよう! 寒いですが、いかがお過ごしでしょうか。

 当サークル「ロマン主義アニメ研究会」の冬コミ参加のお知らせです。新刊があります。

 またご一緒に『ごちうさ』を読みながら(CDも聴いたりして)、お話し(本を通じて)できるのをとても楽しみにしております♪

 

f:id:miusow:20181222234022j:plain

ご注文はうさぎですか?』(原作、アニメ、キャラソンなど)についての評論…という感じでもないですが、文章の同人誌を頒布します。コスプレ写真集もあります。
新刊、既刊(あるだけ)、お持ちして、お待ちしております。

 

サークル:ロマン主義アニメ研究会
配置:東5 ヘ-43b
コミックマーケット95・1日目
2018年12月29日(土) @東京ビッグサイト

(ご注意です。「ヘ」はカタカナです。ひらがなは西の館です。)

 

コミケWebカタログ:

https://webcatalog.circle.ms/Perma/Circle/10371368/

 

・・・お待ちしております!

 


(書店委託)会場に来られない方はこちらもご利用くださいませ。
メロンブックス様(新刊・既刊)

www.melonbooks.co.jp


COMIC ZIN様(既刊)

COMIC ZIN 通信販売/商品一覧ページ

 

 

◆【新刊】ご紹介『鏡の国/すてきなセカイ:ごちうさ「旅行」エピソードを読む〈出発編〉』

f:id:miusow:20181222234532p:plainf:id:miusow:20181222234548p:plain

──「私たちの『ご注文』は、もう《ここ》にある」(あとがき)。

 『ごちうさ』の「世界」は、不思議で、(悲しいくらい)不条理でもあり、また「キラキラ」したものでもあります。本書では、「世界に対するわくわく」・「魔法」・「運命」といった概念を手掛かりに、この不思議ですてきなセカイの秘密を読み解きます。──過去から未来へと繰り返される「世界」のなかで、チノ達はこれからどう変化していくのでしょうか? またそんなチノ達の姿から、私たちが受け取るべきメッセージは何なのでしょうか?
 とくに今回の主な題材は、みんなが「外の世界」へ出かける「旅行」エピソードです(序盤部分、最新コミックス第7巻〜連載中)。チノ達が旅に出る理由、滞在先の街やホテルと木組みの街やラビットハウスとの関係、ココア達がすぐ道に迷うことの意味、新キャラクターたちのこと(双子、支配人…)、…気になることがたくさんです。
 さらに同時期に発売の「キャラクターソロシリーズ」や、共通曲「わーいわーいトライ!」も、この「旅行」と関連付けながら読み解きます。──「わーいわーいトライ!」が歌う〝悲しくないお別れ〟について、チノが「おとな」になることの特殊性(そして「キュビズム」との関係)、等々…。
 また、前回の本「6巻を読む(前半)」のつづきとして、コミックス第6巻「第3話」(青山&凛・鬼ごっこ・カルーセル)と「第10話」(2年目のクリスマスマーケット)についてもお話しします。これらのお話も「旅行」、そして「世界」の秘密を考えるために重要な手がかりを与えてくれます。
 それでは皆さま、お茶とコミックスとCDを用意して、ご一緒に『ごちうさ』のお話しをして楽しみましょう! ごちうさ論しりーず4冊目。B5判68頁。

 

f:id:miusow:20181222234602j:plain

f:id:miusow:20181222234616j:plain

f:id:miusow:20181222234711j:plain

 

 

◆雑記

 新刊、何とか出来ました。ちょっと疲れました。これでようやくちょっとだけSNSやゲームをしたりできます(でもまたすぐ、お片付けをして、コミケに行く準備をしなくちゃいけません)。もう、頑張ったので、ニンテンドースイッチ(プリパラのためだけに)を買ってしまおうと思います。

 上の表紙はサンプルで、実物はまだ私も見ていません。──私、特殊紙が大好きで(キラキラにしたいの)、今度はインクまでキラキラだから、ちゃんと文字が読めるか心配です。とにかくキラキラした薄い白っぽい冊子が新刊です。そういえば最近、爪もキラキラにしました。

 内容は、思っていたよりも納得のいくものになりました。これまでの既刊たちのなかでお話ししてきたことが、一通りまとまったと思います。 

 『MAX』連載中の「旅行」エピソードでは、私はとにかく〝双子ちゃん(仮)〟が気になります。新曲「わーいわーいトライ!」は、最初に聞いたときは、いかにも『ごちうさ』の共通曲っぽい曲だな〜と思っただけでしたが…「チノVer.」を聴いて、ハッとしました。ああ、そういう歌だったんだ!って。そして「旅行」のお話との結びつきも考えるようになり、今回の本でお話ししています。また「ソロシリーズ」の「大人」というテーマ設定の意味についてもちょっと考えます。「きらら展」のことも少し書いています。そしてマヤのお兄ちゃんに会いたいです。 ──全くそんなつもりはなかったのに、最新の話題が多くなってしまって、ギリギリで作っていることがバレバレですね。

 


◆(おまけ)クリスマスマーケット

家で作業しているとこんな感じになっていきます。
(床がきららでMAXになっていく…)

f:id:miusow:20181222235341j:plain



f:id:miusow:20181222235408j:plain

この前の週末は頑張りました。

ちょうど今回、扱っているお話の一つが「クリスマスマーケット」だったので(6-10)、作業の途中で、少し気分転換に、ココアたちの気持ちも分かるかなと思って、ちょっと行ってみました。

f:id:miusow:20181222235500j:plain

 

 ドイツワッフルというものも食べてみました。
 これは、ちょうど6-10で、チマメたちが食べていたワッフル(らしい食べ物)と同じかどうかわかりませんが、まんがの「サクサク もちもち」の擬音と同じように、サクサクしているのにモチモチしている独特の食感で、とても美味しかったです(よく知っているベルギーワッフルとはだいぶ違いました)。

f:id:miusow:20181222235524j:plain

 それから7-1冒頭でココア達が飲んでいたような、ホットワイン(ノンアルコール=ぶどうジュース)も飲んでみました。ぶどうジュースだけど、この雰囲気の中、暖かくて甘い飲み物は、気分が陽気になります。

f:id:miusow:20181222235630j:plain

 それに、レトロな回転木馬もまわっていて、ちょうど、今回の新刊でお話ししている6-3で重要な役割を果たす「カルーセル」のようでした。(すごく雨降ってましたけど。) 

 他にもいろいろなクリスマスの飾りやぬいぐるみなどを売っていて、賑やかでした(「焼き栗」はありませんでした)。6-10で、楽しい雰囲気の中、ついチノが道に迷ってしまうのもわかる気がいたします。

 そういえば、ぬいぐるみ屋台のおじさんが、ブラシでライオンのぬいぐるみの毛を梳かして、どんどんふわふわにしていく様子は見ていておもしろかったです。

 

 

 

ごちうさがこわい ──ごちうさの文章を書く体験

f:id:miusow:20181224161743j:plain

新刊『鏡の国/すてきなセカイ:ごちうさ「旅行」エピソードを読む〈出発編〉』

 

 ごちうさに関する文章を書いているときの不思議な体験について、ちょっとここに書いておきます。面白い体験なので。

 元々、私は書き始めたらあっという間に文章は書けてしまう方ではあるのですが、特にごちうさに関する文章の場合、書き始めたら、あとは自動的に、どんどん進んでいきます。これが本当に不思議なんですが、ごちうさに関する文章は、最初にちょっとだけこんなことを書こう、というような小さな出発点から、あっという間に出来上がります。出来上がって初めて、ああ、こういうことが言いたかったんだ、と、後から自分で気がつきます。

 変な言い方ですが、自分で文章を書いている感じがしません。「宝箱のジェットコースター」に乗って、気がついたら終点に着いてるという感じです。*1 そしてそれは、明らかに、ごちうさ本編そのものの構造が、そのようにしっかり組み立てられているからなのです。『ごちうさ』に、何か一つ、とても細かい点について問いかけてみると、その何倍もの詳しい答えが返ってきます。ここはどうしてこうなっているのですか? このような解釈でよいのですか? と、コミックスや雑誌(さらにCD)を開きながら質問してみると、その答えはすぐ返ってくるし、さらにその何倍もの新しい発見をおまけでつけてくれたりもします(さらにその新しい発見を少したどると、さらに別の意外な発見につながったりもいたします)。本当に、とても不思議な作品です(ちょっとこわいくらいです──そう、ときどき私は、ごちうさがこわい)。

──これはひとがつくった作品なのだろうか…何か神のような存在者による業なのではないか…とか…ちょっとこわいです。…雪の結晶とか、小さな昆虫の構造とか、ひとが容易に作り得ないような小さくて美しい構造体を、顕微鏡で発見したときのAmazing!と言いたくなるような経験に近い気がします。小さなもう一つの《自然》が、そこに広がっている。──だからおそらく、私たちはごちうさを通じて、私たち自身を知ることになるのでしょう。

・・・いえ、むしろ逆であって、私たちの住む《自然》を、その中に反映してしまう"鏡"のようなものが、『ごちうさ』なのかもしれません。そうであるならば、「こわい」のは私たちの住む世界の方だということになります・・・。

 

 そういうわけなので、ごちうさに関する文章は、いったん書き始めたなら、もう止まりません。全部の文章の約半分くらいは、くらしの中のわずかなすき間の時間で書いたりしています。普通は細切れにこういう作業をすると思考が中断されて効率が悪いはずなのですが、ごちうさの文章に関しては、寸断された時間でちょこちょこと書いても全く効率が落ちません。それは本当に、自動的なプロセスを次々とたどっていくような感覚なので、このプロセスをいつ一時停止して、どこで再開しようとも、全く平気なのです。

 そういうわけで、いつも私のごちうさに関する本は、全てが驚くほど短時間で(半自動的に)書き上げられています。毎回、ああ、今回こそは、新刊はないんだな、まあそれでもいいか…と思って、冷や汗が出るくらいギリギリの日程から書き始めているのに、しっかり間に合ってしまいます。・・・そして、こういう経験がよくないのですよね、すっかり味をしめてしまい、毎回一度は冷や汗はかくことになります、できればそんな汗かかずに済みたいです。

 

 ・・・そのようにして(?)書かれた【新刊】のお知らせは、こちらです。コミックマーケット95(2018/12/29)での頒布、書店様委託販売がございますので、よろしければどうぞ。 

miusow.hateblo.jp

 

 

 

(・・・ええっと、ちなみに、この作品をご存じない方のために書いておきますが、「ある意味、こわい」という意味であって、全然、普通の意味で怖い作品ではありませんよ。まったり、暖かく、のんびり楽しめる作品です、本来。 *2 それをこわいとかいう私の方が怖いんです。もうね、ハマりすぎて、おかしくなってるんですよ。そういう人がいるんですよ。)

 

  

*1: だから、今回の新刊も、自分で書いた本なのに、後から自分で読んで、すごく面白く感じました。それは自分で書いたという気がしないからです。そして何より、ごちうさが面白いからです。──そう、新刊、面白いですよ(宣伝)。 

*2: ご家族で、年越しの時にコタツでみたりしてもいいくらいの作品です。気まずくなったりしないと思うので大丈夫です。1年前に映画館で公開されたスペシャルエピソード『Dear My Sister』が年末年始にBSで放送されるそうなので、ご家族の方は是非、お茶の間でご覧になってください。

【書店委託】「ごちうさ論」本、書店様依託(メロン、ZIN)のお知らせ

  改めまして、コミケでは、スペースにお越しいただいた皆様、本を手に取ってくださった皆様、ありがとうございました。また加えて、これまで書店様を通じて本を手に入れてくださった方にも、本当に、ありがとうございました。

  短い時間ながら、少しお話しできた方々も、とても楽しかったです。何人かの方は、かなりはっきりと、前回までの本について、「よかった」ということを伝えてくださり、やはり、それは実際言われるととてもうれしいものだと、感じました。

 

 さて、 コミケ等で頒布いたしました新刊、既刊について、書店様での委託販売が開始しておりますので、お知らせいたします。当サークルの本にご関心を持っていただきながらも、コミケ等にお越しになれなかった皆様、もしよろしければ、こちらをご利用いただければと思います。 

 今回新たに委託開始となるのは、昨年の夏コミ(C92)の既刊『ごちうさ論 その1〈基礎編〉』、今年のごちうさオンリー&夏コミ(C94)の新刊『ごちうさ6巻を読む(前半)』の、メロンブックス様でのお取り扱いです。

  

【書店様委託情報】

  

ごちうさ6巻を読む(前半)』(新刊)

ごちうさ物語における一つの転換点とも言える『6巻』を、「表紙」から順番に読み解いていきます。これからのごちうさはどうなっていくのか?これまでのごちうさとどうつながっているのか? 細部の仕掛けを追いかけていきます。

⇒メロンブックス

 

ごちうさ論:「Sister」の「魔法」〜「DMS」から読み解くごちうさ(C93)

〜最近のごちうさ世界のある「変化」を、「Sister」の「魔法」という観点から読み解きます。アニメ『Dear My Sister』の解釈、特に「夢」の解釈を、議論の出発点にします。

⇒メロンブックス

⇒COMIC ZIN

   

ごちうさ論 その1〈基礎編〉』(C92)

〜主に〝初期ごちうさ〟について。「ズレの構造」から読み解く。「もふもふ」とは何か? 「すべてがかわいい」の本当の意味。

⇒メロンブックス

 

f:id:miusow:20180617172809j:plain f:id:miusow:20180110200036j:plain f:id:miusow:20170808132214j:plain

 (お取り扱い状況、2018/08/16現在)

  

メロンブックス

www.melonbooks.co.jp

 

COMIC ZIN

COMIC ZIN 通信販売/商品一覧ページ

 

 

 ◆それぞれの本について

 それぞれの本の概要については、お手数ですが、ブログ過去記事、書店様HP、コミケウェブカタログ、等をご参照いただければ幸いです。

 

ブログ過去記事

・『ごちうさ6巻を読む(前半)』

 

・『ごちうさ論:「Sister」の「魔法」〜アニメ「Dear My Sister」から読み解くごちうさ

 

・『ごちうさ論 その1〈基礎編〉』

  

 

コミケ ウェブカタログ

webcatalog.circle.ms

 

 

 よろしくおねがいしま〜〜す♪

 

 

 

 

◆(雑記)

  みなさま、お疲れ様でした。

 コミケから帰ってきてからの諸々のお片付けやお洗濯、また、戦利品のウスイホンの整理(そろそろ収納する場所がなくなってきた…)や、じっくり読む(…という時間が取れればいいのですけど…[薄いけどたくさんあるし、いろいろ刺激されるので時間がかかる…])、その他諸々のこと(コミケ中疎かになっていたアイドルゲームの遅れを取り返したり)などで、おそらくお忙しい時期ではないかと思います(=私がそうです)。そのうえ容赦なく進行するリアルでの実生活もあるわけですから(…そうだ、そういうのもあったんだ、思い出した…)、大変です。

  しかも、ごちうさ関連では「キャラクターソロシリーズ」(…っていう正式名称なんだね、「ソロシリーズ」って・・・ソロじゃないシリーズもあるってわけ??? ねぇ、エイプリルフールの嘘は、「嘘」じゃなくなるのよね、ごちうさはたいていの場合…)も発売されて、DMS-TPもありますものね(私は落選しましたが…皆様いってらっしゃい&円盤待ち)。『ごちうさ』は、勢いが激しいので、もう全部追いかけると大変ですよ。

 私はごちうさの「グッズ」に関しては、一生分買った、と思ったので、もう最初から極力「見ない」ことに、あるときから決めました(見ると欲しくなるから)。イベントでも、アニメイトでも、ごちうさグッズのコーナーにはなるべく近づかないようにします。(その反動として、結局別作品のグッズを買い込み始めているから、同じことのような気もするんですがね・・・)

 それと、こういう「ごちうさの勢い」にまともに向き合うと、忙しくなりすぎて『ごちうさ』そのものを読む時間がなくなる、という事態にも陥りがちでした。「あれ?思ったよりちゃんと読んでなかった?」と、1年前のコミケ本を作るときに、思い知らされましたよ。ごちうさに向き合うためにも、ごちうさから離れる時間が必要なのかもしれません。ちょうど、ごちうさの子たちがしているように、ゆっくりお茶を飲む時間を持つ、とか…。つまり、ごちうさが「仕事」や「勉強」(コミックス『1巻』「ATOGAKI」)になってはいけない、ということです(?)。 

 

 

 

【2日目 西め34a】コミケの告知!!『ごちうさ6巻を読む(前半)』、ごちうさ論、ほか既刊アリマス!!

 皆様、暑い中、いかがお過ごしでしょうか。

 もうすぐ夏コミですね。私は、カタログを見て、お買い物(特に1日目を…2日目は諦めます)しなきゃいけないものを早くチェックしなければ、と思っているところです。

 

 さて、今回は、当サークル「ロマン主義アニメ研究会」の、コミックマーケット94(夏コミ)参加のお知らせです。

 どうぞよろしくお願い致します。

 

【スペース】

コミックマーケット94 2日目(土曜日)

2018年8月11日(土) @東京ビッグサイト

西1 め34a

https://webcatalog.circle.ms/Perma/Circle/10371368/ 

f:id:miusow:20180802204104p:plain

 

【最新刊】

ごちうさ6巻を読む(前半)』

B52段組 48頁 ¥500

──「ごちうさ」考察・随想・評論本。

(今年6月の「3秒でもふもふ」@インテ大阪 での新刊)

 

【既刊】

・『ごちうさ論 その1 <基礎編>』 ¥300

・『ごちうさ論:「Sister」の「魔法」──アニメ「Dear My Sister」から読み解くごちうさ』 ¥500

・『chimametai ni naritai!!』(コスプレ写真集) ¥400

  

 「西」館です!  (西館は涼しい、とかって聞きますが、どうなんでしょう?)

 

 スペースにて、皆様のお越しをお待ちしております。

 既刊もいくらかご用意がありますので、よろしければ手にとってご覧いただければ幸いです。

 

 ◆(追記)『ごちうさ』に独特な研究意欲を掻き立てられている人(なんで?なんで?)へ

改めて、コミケがあるので、ちょっと『ごちうさ』について、思うところを。
我ながら、時々、変だよな~と思うのですが。

どういうわけか、『ごちうさ』は、私の場合、もう、研究意欲を掻き立てられて仕方がないのです。読んでいると、

 

あ、待てよ、この発言は、多分、以前のアレを踏まえてのことだな・・・
ということは、なるほど、確かにこの場面は、あの時と同じ場所だ。

つまり、あの時と同じシチュエーションでありながら、しかし、ここが違っている。
この「差分」が、つまり、大事なことなんだ。

 

・・・とかっていうように(これは今、思いつきで例として書いただけなのですが)、
こんな感じで、研究スイッチが入るのですよね。不思議なことに。

ただひたすら萌えるというより、こっちの方が先に始まるし、面白くて仕方ない。
(もちろん萌えてもいるんですが。)

あんまり一般的な楽しみ方ではないとは思うけど、似たような人も、少数ながら世の中にはいるのではないかと思って、こういう本を作ったりしているところもあります。

なので、「私も似たような人ですよ」という方がいらっしゃったら、是非、お会いした時にでも、申告していただけると、とても嬉しいです。


──実際、こうやって読んでいくと、つじつまがかなり合うのですよ。
もちろん、私の「読み込み」すぎなところもたくさんあると思いますけれども。

・・・というより、こういう「読み込み」が可能な余地の残し方が「うまい」ということなのかもしれませんが・・・でも、あんまり、うまいとか下手とか、そういう「評価」するような態度で、ごちうさとかKoi先生に、接したくないと、個人的には思っています。これは、ちょっと信仰っぽい態度かもしれませんが・・・あ、なるほど。例えば、ある宗教の信者が、聖典解釈に従事するのと、同じことなのかな。聖典って、古いこともあって、そういう「余地」だらけというのが、よくあることですよね。


──けどね~、それよりももっと、わりとロジカルに組み立てられているもののように思うのですよね、『ごちうさ』は。かなり、理屈っぽい「骨格」があると思っています。

例えば、かわい〜♡と思って、ふわふわの柔らかいウサギを抱いていると、意外と骨格の出っ張っているところに当たったりして、「あれ、意外と細身? 意外とゴツゴツしてる?」と気がつくような、そんな感じ、といってもいいでしょうか。

そして、ぬいぐるみみたいだと思っていたら、呼吸のたびに体が大きく動くのが伝わってきて、「息をして、懸命に生きているんだな、この子は」と、ハッと気がつくような、そんな感じです。

(チノが、うさぎのぬいぐるみの「縫い目」に気がつくシーンを、思い出してみてください[DMS、原作5巻]。〝優しい世界〟には縫い目もリゼの手の傷跡もあるわけです。)

 

いわゆる「ガチ勢」的に言われる方も時々いらっしゃるのですが(本を手にとって、ガチだ!と連呼されたことがありました笑)、それともちょっと違うというか・・・もちろんごちうさには「マジLOVE」なんですけど、他の作品とは違って、特に『ごちうさ』には、この種の意欲が掻き立てられる、という感じです。

(けれども、こういう研究意欲を掻き立てられて楽しむこと自体が、作者Koi先生の意図に反していることのような気もして、そこは申し訳ない気もします。何度も引用してますけど「ちょっとしたティータイム」に(1巻ATOGAKI)と思って、描かれているものなので・・・。)

 

 

◆最新刊『ごちうさ6巻を読む(前半)』について(まえがきより一部抜粋)

f:id:miusow:20180617172809j:plain

 

──神様はちっちゃいに宿る、とか? /それはきっと細部だと思うよ

チマメ隊「♡♡ケーキをもうひとつ?」

 

──やりたいことから きらきら受けとっちゃうんだよ

ココア「きらきら印をみつけたら」

 

 今回お届けします新刊では、これまでと少し趣向を変え、具体的なエピソードごとに即して、読解を試みていこうと思います。とりわけ今回は、原作コミックス「第6巻」を対象にいたします。こちらは既に読まれている方が殆どだと思いますが、よろしければ、どうぞご一緒に、もう一度コミックスを手に取りながら、読み進めてまいりましょう。

 

──なぜこんなことをするのか?

 私が『ごちうさ』研究を始めて以来、気がついたこと…というより、単に好きで読んでいた『ごちうさ』を、ただ読むのでなく、どうしてもいろいろと「研究」したくなってしまった理由でもあるのですが、それはすなわち、『ごちうさ』には、無数に・至る所に、細かな〝仕掛け〟のようなものが施されている、ということです。とりわけそれは原作において顕著です(アニメではすくいきれないような細かいものもたくさんあります)。そうした細かな〝仕掛け〟たちに注意を払いながら、仕掛けから仕掛けへと追いかけていくうちに、次第に『ごちうさ』の物語の全体を、より立体的に把握できるようになってまいりました。

 こうした〝仕掛け〟を追いかけた〝結果〟をまとめたものが、既にお届けしております2つの本(既刊)であります。そこで今度は逆に、そうした仕掛けを追いかけていく〝プロセス〟を、皆様とご一緒に楽しめないだろうか、と思ったのです。

 

──日常系作品における「個別」と「全体」の関係、『ごちうさ』の場合

 一般的に言って、日常系とも表現されるような作品では、「個別」(個々のエピソード、個々の4コマ)を「全体」(作品全体の大きな文脈)から楽しむというよりも、「個別」を「個別」としてそのままに楽しむこと、あるいは、せいぜい〝全体〟は「個別」が単に〝集積〟したものとして捉えることの方が、多いかもしれません。具体的に言えば、例えば、気の向くまま好きなページをランダムに開いて楽しむようなスタイルが適切な作品も多いかもしれません。実際、日常系と表現される作品では、そういったものも多いと思います。『ごちうさ』もそうした楽しみ方は可能ですし、私もよくやります。

 けれども、『ごちうさ』は他方で、「個別」(個々のエピソード、個々の4コマ、もっと細かく言えば、登場する個々のあらゆる要素)を、「全体」(大きな『ごちうさ』の文脈)の中で位置付けて読み解くための手掛り・仕掛けが、あまりにも頻繁に、明らかに意図的に、随所に散りばめられているように思われるのです。まるで、謎解きのヒントをわざと配置してある…ちょうど「シスト」のように、組み立てられているようなのです。そう、『ごちうさ』は、シストの地図を追いかけるような気持ちで、仕掛けから仕掛けへと追いかけながら読み解いていくと、より立体的に・より深く、味わえるように組み立てられている(と思う)のです。

 

──なぜ6巻?

 まず第一に、コミックス6巻の重要性です。コミックス6巻は、これまでの『ごちうさ』コミックスに比べても、一つの大きな節目、あるいは折り返し地点のような印象を受けるからです。このことは、まずコミックスを開くよりも前に、〝表紙〟を見ただけでも、何か感じとられることではないでしょうか(のちに、6巻表紙の〝新しさ〟について詳しくお話しいたします)。そしてもちろん、収録されているお話からもそのことを感じ取ることができると思います。この「6巻」を軸とすることで、『ごちうさ』の過去のエピソードと、これから続くかもしれない展開との、両方を見渡せるような見通しの良い地点に立てるのではないか、と考えたことがまず大きな理由です。

 また第二に、せっかくですのでなるべく新しいエピソードで、というのもあります。とはいえ、本当に最新の「連載」の場合、単行本収録を待ってから解釈をしたいという気持ちが残ります。よく知られるように、単行本収録時にはしばしば〝修正〟が加えられますが、それにより、のちに本書でもお示しするように、お話しのニュアンスが変わるという事例がしばしばあります。

 

──(ちなみに)

 ちなみに、本書は「ごちうさ6巻を読む(前半)」となっております…いや、なってしまいました。今回はいろいろな制約から、文字どおり「薄い」本を作りたかったのですが、6巻の「表紙」の読解から始めて順番に各話を読解していこうとした結果、まず「表紙」だけでかなりの分量を費やしてしまい、さらにその後も、想像以上に分量が増えてしまいました。このようなことから、本書で触れていないエピソードについては、またの機会に読み解いてまいりたいと思います。

 

  

◆(追記、雑感など) 今年のオンリーでの新刊です & 〝ごちうさ島〟なので何かのついでにでもお気軽にどうぞ

 今回は、コミケ前にオンリーイベント(6月の「3秒でもふもふ」@インテ大阪)に参加し、そこで新刊を作っておき、それをそのままコミケに持っていく、というやり方にしました。

 コミケの前って、お買い物したりコスプレしたりしたいので、それだけでもけっこういろいろ準備がありまして(しかも、一応、普通の人間生活も送っていますから…)、ギリギリまで本を作っていると、本当にてんてこ舞いになっちゃうんですよね〜。というわけなので、今回は本を先に作ってしまおう、ということで、こういうやり方にしてみたんです。

 なので、「3秒でもふもふ」に来られた方にとっては、コミケでは何も新刊がないのですが・・・それでも、まあ、お気軽に来てもらえれば、と思います。

 というのも今回は、〝ごちうさ島〟の配置だからです(こう字で書くと、うさぎ島の大久野島みたいですね)。・・・皆さんここならいらっしゃる方も多いでしょう? それに、ごちうさ好きは企業ブースに行く人も多いと思いますけど、西館なので、そこからも近そうです(…と言っても、近いのに遠くてたどり着けない、というのがコミケではありそうなことですが…)。

 やはりいろいろ考えて、こちらのジャンルに出るのが、一番しっくりくるだろうな、と思いました。 (今まで「ジャンル違い」とされてこなかったのだから、別にいいのですけれど、とはいえやっぱり。今までは「アニメ(その他)」で出てたんですが、原作はアニメじゃないしなあ〜、とか、思っていました。──とはいえ、現実にはアニメ評論系がここに固まっていて、収まりはいいです[きらら原作系もなるべく固めてくれてる感じがする]。それに、私もごちうさの「アニメ」での表現についてもかなり書いているので、その意味では、原作が何であろうと「アニメの評論」と言ってもいいのだろう、とは思っていました。) というわけで、少し迷ったんですけど、特に今回の本は、『6巻を読む』ですから、思いっきり原作ですし、こちらでよかったな、と思います。 (それと、複数のアニメ作品を扱っている方だと、「アニメ(その他)」しかない、ということにもなるかもしれませんが、私の場合、今のところ『ごちうさ』しか扱っていません。)

・・・というような内部事情はどうでもいいだろうと思いますが、

 要するに、お気軽に来てください! そして、実際、お気軽に来やすいところに居ますよ! ということが言いたかったのです。よろしくお願いします。

 

 

プリパラが完璧なファンタジーであった理由の一つ──渦巻く欲望

◆中毒性

 『プリパラ』は、本当に、強力な依存性のある、コンテンツでした。

(比喩表現です。個人の感想です。)

 

『プリパラ』は、見ていると・遊んでいると、酔ってくるし、天国に連れて行ってもらえるの。

 

(例えば、前にも言いましたが、プリパラ・アニメは、まず、ストーリーの部分が、絶妙な仕方で可愛く狂っているのです。でも、終始その調子で進むので、だんだん狂っているとかどうだとか、ということ自体が、どうでもよくなってくるのです。気持ちよくなってくる。そして、そうやって気持ちよく、ふわっと地上から足が浮いているような、夢見心地になっているところへ、強烈なライブシーンが始まるのです。プリパラの、あのめまぐるしいライブシーンは、もう暴力的とも言っていいほどの輝き、煌めきに満ち満ちているのです。

 歌が中毒性のあるキャッチーなメロディーであるのはもちろんのこと、振り付けも素晴らしいのももちろんのこと、さらに、舞台セットがかなりカラフルで目まぐるしく、さらにメイキングドラマなどのぐるぐると目まぐるしいシーンが入り、その上、サイリウムチェンジといったように、過剰な演出に演出が重ねられていく。衣装も舞台装置も、装飾に次ぐ装飾、色彩の上に色彩が重ねられていて、この過剰さに、クラクラとしてしまうのです。

 ──要するにまとめると、ストーリー部分のフワフワ感ですっかり下ごしらえができたところへ、強烈なライブ部分が直撃することで、完全に出来上がってしまう、というわけです。)

  

◆この中毒性の背後にあるもの 〜じゃぶじゃぶ 

  「プリキュア」などもそうなんだけれども、要するにこういう女児向けアニメの多くは、ジャブジャブお金を使わせるための宣伝アニメで、おもちゃをじゃんじゃん買わせたり、ゲームをどんどん遊ばせようとするために、一生懸命考えて作られているわけです。

(補足)例えば「プリキュア」に関して、『まほプリ』では「ヨクバール」が「敵」になっていたのが面白いですね。作っている側の「欲」を隠す意味もあるだろうし、また消費者が、あのおもちゃもこのおもちゃも、って、ちょっと欲張りすぎかしら、私たちをヨクバリにするようなアニメなんじゃないのかしら、などと罪悪感を抱くのをあらかじめ防いでいるようにも思えます。「欲張る」こと(ヨクバール)はこの世界では敵なのだから、ヨクバールを倒すためにあれもこれも買い揃えることは、ヨクバリじゃない、というわけです。・・・だから、かえってこういう裏返した形で、実ははっきり、この女児向けアニメの底にある欲望・ヨクバリが具現化されているいう見方もできます。

 

 長い時間をかけて、だんだんとその世界に引き込んでいって、プリパラはいかに素晴らしいものか、・・・しかも、お勉強やお手伝いともきちんと両立できるし、不良のお友達ができるわけでもなく、かえって、人間として成長できる、というような、反論に対するあらかじめの反論も織り交ぜながら、ゆっくりと、プリパラはいかに素晴らしいものかを、刷り込んで行くわけです。 

(女児向けアニメについて、大人でも楽しめる!とかってよく驚きとともに言われたりするけど、こういう女児向けアニメってそもそも大人が楽しめるように作ってあるんじゃないでしょうか。結局、テレビつけてあげて見せたり、子供を映画館に連れて行ったり、おもちゃをジャジャブ買ってあげるのは大人なんだから。むしろ本来のターゲットは大人のお財布なのだから、最初から実際には大人向けに作られていると言ってもいい。これは素晴らしいわ、これならうちの娘(息子)にも勧められるわ!と思わせなければいけないのだから。)

  

・・・で、私が言いたいのは、だから良いんだよね!ということです。

 売りつけたい、売りつけたい、というギトギトした脂ぎった欲望に突き動かされて、大人たちが計画して必死で作り上げるからこそ、これほど完璧なファンタジーが作られたのだろうと思います。

 

◆たとえば『アリス』

  例えば、詳細は分かりませんが、『不思議の国のアリス』は、ロリコン数学者の、アリスちゃんを何とか振り向かせたい、写真を撮りたい、とかっていうようなギトギトした欲望が、生み出したものとも言えそうです。(平凡社ライブラリー、キャロル『少女への手紙』を読むと、これは面白いんですが、こう解釈するのはあまり間違っていない、という気になると思います。)

 つまり、ギトギトした欲望が、見ているものを誘い込んで、閉じ込めて、もう二度とここから出られなくても良い、と思えるような、完璧なファンタジーを、生み出すのではないでしょうか。

(これを、文章、ファンタジーでやるのではなく、物理的に行うと犯罪です。彼もそんなことはしなかった。そうではなく、絵本を作って読ませたり、お手紙を送ったり、という方法で、つまり言葉を使って、それを行おうとしたのです。)

 

 プリパラに感じる、中毒性、どうすることもできないほどの、あっち側に連れて行かれるような感じというのも、こういうのに少し似ているんじゃないかと思います。

 もうすっかりやられてしまった私としては、そういうファンタジーで手篭めにされたいし、もっと催眠術をかけられてしまいたいと、自ら思うようにすらなりました。(そして、じゃぶじゃぶとお金を使ってしまいたいです。)

 

 

ときめきポポロン♪の感動、再び──『DMS』特典の「チマメマーチ」大阪公演の映像と、『MAX』連載2018/3

  先日発売された『DMS』(OVAご注文はうさぎですか?? 〜Dear My Sister〜』)Blu-ray特典の

chimame march in Osakaダイジェスト」を何回も観ているのですが、

ときめきポポロン♪」のところは、やはり毎度うっかり泣きそうになります。

 

この歌はもう、このように振り付けと共に歌ってくださると、

何か自動的にこうなるようになってしまっている。

 

そのとき頭に思い浮かんでいるのは、いうまでもなく、

アニメ2期エンディングの映像、

そして、最近の『きららMAX20183月号のお話、です。

 

 

f:id:miusow:20180617170840j:plain

(1)アニメ2期エンディング

アニメ2期エンディングは、初めて見たとき、チノちゃんがお外で、お友達と一緒に、踊ってる!

ということへの、驚き&感動が、何よりもまず思い起こされます。

 Chimame marchライブで生き生きと歌って踊っている声優さんたちの姿は、この感動をより一層強くしてくれます。

 

何度もお話しているような気がしますが、とにかく、この2期エンディングの映像の感動するところは、

 

・もちろんその姿が「可愛すぎる」ということもあるのですが、

 

それ以上に、

 

・チノちゃんがこんなことを!お友達と!お外で!している!という、チノちゃんの変化、チノちゃんの世界の広がりです。

 

本当によかったね〜〜!!、チノちゃん(そしてチマメ3人)という気持ちで、感動してしまうのです。

原作第1話、アニメ1期第1羽から、ここに至るまでのチノちゃんの様々な、一歩ずつ進んできた道のりが思い起こされて・・・進んできたと言うと、少し違うかもしれません。何か問題を抱えていた人がそれを克服するような、そんなお話ではありません。そうではなくて、チノちゃんの本来の姿が、いつものみんなの優しさによっていつの間にか開花していた、と言うべきでしょうけれども、

そのようなチノちゃんのこれまでの姿が思い起こされます。

 

 

(2)『きららMAX20183月号

そしてまた、『きららMAX20183月号のお話も思い起こされます。

このお話は、このようなファンの私(たち)の、チノちゃんや、「ときめきポポロン♪」エンディング映像に対する気持ちを、しっかりと受け止めてくれているお話です。

「あの橋の上」「パーカー」などが、わかりやすい目印になっていますよね。モチーフとして、あの映像を、みんなで撮っている、というようなイメージのお話になってると思います。

 

 特に、この連載2018/3p. 79左3〜4コマ目のココアの表情と発言は、

私がアニメ2期の「ポポロン」エンディング映像を初めて見たときのものと、全く完全に一致していて、「ファンの気持ちを汲み取ってもらえている!!」と、喜びに浸りました。

・・・というよりも、ファン、特にチマメファンは、ココアお姉ちゃんと気持ちがどんどんシンクロしていくものなのかもしれませんが。

 

 

 また、このお話の最後のコマでは、タカヒロが「チノも変わったな」と言っていますよね。

──ここで思い浮かぶのは、タカヒロのキャラソンです。タカヒロは、原作でもアニメでも、本編で気持ちをつらつらと述べるということはほぼありませんが、キャラソンは手がかりを与えてくれます。そこでは、チノの変わっていく部分と、同時に「でも無理に全てを変えなくてもいいんだよ」と優しく見守ろうとする気持ちとが、絶妙に表現されていました。

 

 そして、このようにチノを見守るタカヒロの気持ちは、私(たち)の気持ちでもあります。アニメのエンディングを見たとき、こんな気持ちになった、ということは、すでに述べた通りです。

 

 ・・・とはいえ実は、細かいことを言えば、アニメ2期の段階では、もしかしたら少しまだ早かったかもしれません。みんなと踊る、ということでいえば、確かにバレエを始めるというエピソードもありましたし、スムーズではありました。

 しかしながら、2期までのお話の段階よりも、今のこの時点(『MAX』連載20183月号)の時期の方が、より一層、チノちゃんの変化をスムーズに捉えることができると思います。

(アニメ2期よりも後の時系列に当たると思われる原作エピソード、例えば、チノの独唱、文化祭、・・・等の展開を経て。)

 

 例えばこのように、アニメエンディングの映像に至るまでも、Koi先生は、原作の中で生かしきり、全体としての「ごちうさ」の世界を、より完璧なものにしてくれているのだと思います。しみじみと思うのは、『ごちうさ』というのは、本当に、一切がとても丁寧に・繊細に組み立てられている作品だということです。だから、何度でも嚙みしめて味わう甲斐があるのです。

 

【新刊】『ごちうさ6巻を読む(前半)』@「3秒でもふもふ」カ74a(インテ大阪5号館)

 当サークル「ロマン主義アニメ研究会」の、冬コミ以来の新刊&イベント参加のお知らせです。

 どうぞよろしくお願い致します。

 

 

新刊:

ごちうさ6巻を読む(前半)』

 B52段組 48頁 ¥500(予定)

──「ごちうさ」考察・随想・評論本。

  

参加イベント:

 3秒でもふもふ

(トレ魂 4 内 合同開催)

ご注文はうさぎですか? オンリー同人誌即売会

 

2018年6月24日(日) 11:00~15:00

会  場      インテックス大阪 《5号館》

 https://www.aoboo.jp/neo/item/p0106.html

  

スペース 5号館 カ74a

  

 当日はスペースにて、皆様のお越しをお待ちしております。

 既刊もいくらかご用意がありますので、こちらもよろしければ手にとってご覧いただければ幸いです。

 

お品書き 

 

【新刊】

ごちうさ6巻を読む(前半)』¥500

 

【既刊】

・『ごちうさ論 その1 <基礎編>』 ¥300

・『ごちうさ論:「Sister」の「魔法」──アニメ「Dear My Sister」から読み解くごちうさ』 ¥500

・『chimametai ni naritai!!』(コスプレ写真集) ¥400

 

 

f:id:miusow:20180617172809j:plain

(↑新刊表紙イメージ) 

 

 

◆新刊について

神様はちっちゃいに宿る、とか? /それはきっと細部だと思うよ

チマメ隊「♡♡ケーキをもうひとつ?」

やりたいことから きらきら受けとっちゃうんだよ

ココア「きらきら印をみつけたら」

  今回お届けします新刊では、これまでと少し趣向を変え、具体的なエピソードごとに即して、読解を試みていこうと思います。とりわけ今回は、原作コミックス「第6巻」を対象にいたします。こちらは既に読まれている方が殆どだと思いますが、よろしければ、どうぞご一緒に、もう一度コミックスを手に取りながら、読み進めてまいりましょう。

  

──なぜこんなことをするのか?

  私が『ごちうさ』研究を始めて以来、気がついたこと…というより、単に好きで読んでいた『ごちうさ』を、ただ読むのでなく、どうしてもいろいろと「研究」したくなってしまった理由でもあるのですが、それはすなわち、『ごちうさ』には、無数に・至る所に、細かな〝仕掛け〟のようなものが施されている、ということです。とりわけそれは原作において顕著です(アニメではすくいきれないような細かいものもたくさんあります)。そうした細かな〝仕掛け〟たちに注意を払いながら、仕掛けから仕掛けへと追いかけていくうちに、次第に『ごちうさ』の物語の全体を、より立体的に把握できるようになってまいりました。

 こうした〝仕掛け〟を追いかけた〝結果〟をまとめたものが、既にお届けしております2つの本(既刊)であります。そこで今度は逆に、そうした仕掛けを追いかけていく〝プロセス〟を、皆様とご一緒に楽しめないだろうか、と思ったのです。

  

──日常系作品における「個別」と「全体」の関係、『ごちうさ』の場合

  一般的に言って、日常系とも表現されるような作品では、「個別」(個々のエピソード、個々の4コマ)を「全体」(作品全体の大きな文脈)から楽しむというよりも、「個別」を「個別」としてそのままに楽しむこと、あるいは、せいぜい〝全体〟は「個別」が単に〝集積〟したものとして捉えることの方が、多いかもしれません。具体的に言えば、例えば、気の向くまま好きなページをランダムに開いて楽しむようなスタイルが適切な作品も多いかもしれません。実際、日常系と表現される作品では、そういったものも多いと思います。『ごちうさ』もそうした楽しみ方は可能ですし、私もよくやります。

 けれども、『ごちうさ』は他方で、「個別」(個々のエピソード、個々の4コマ、もっと細かく言えば、登場する個々のあらゆる要素)を、「全体」(大きな『ごちうさ』の文脈)の中で位置付けて読み解くための手掛り・仕掛けが、あまりにも頻繁に、明らかに意図的に、随所に散りばめられているように思われるのです。まるで、謎解きのヒントをわざと配置してある…ちょうど「シスト」のように、組み立てられているようなのです。そう、『ごちうさ』は、シストの地図を追いかけるような気持ちで、仕掛けから仕掛けへと追いかけながら読み解いていくと、より立体的に・より深く、味わえるように組み立てられている(と思う)のです。

  

──なぜ6巻?

  まず第一に、コミックス6巻の重要性です。コミックス6巻は、これまでの『ごちうさ』コミックスに比べても、一つの大きな節目、あるいは折り返し地点のような印象を受けるからです。このことは、まずコミックスを開くよりも前に、〝表紙〟を見ただけでも、何か感じとられることではないでしょうか(のちに、6巻表紙の〝新しさ〟について詳しくお話しいたします)。そしてもちろん、収録されているお話からもそのことを感じ取ることができると思います。この「6巻」を軸とすることで、『ごちうさ』の過去のエピソードと、これから続くかもしれない展開との、両方を見渡せるような見通しの良い地点に立てるのではないか、と考えたことがまず大きな理由です。

 また第二に、せっかくですのでなるべく新しいエピソードで、というのもあります。とはいえ、本当に最新の「連載」の場合、単行本収録を待ってから解釈をしたいという気持ちが残ります。よく知られるように、単行本収録時にはしばしば〝修正〟が加えられますが、それにより、のちに本書でもお示しするように、お話しのニュアンスが変わるという事例がしばしばあります。

 

──(ちなみに)

 ちなみに、本書は「ごちうさ6巻を読む(前半)」となっております…いや、なってしまいました。今回はいろいろな制約から、文字どおり「薄い」本を作りたかったのですが、6巻の「表紙」の読解から始めて順番に各話を読解していこうとした結果、まず「表紙」だけでかなりの分量を費やしてしまい、さらにその後も、想像以上に分量が増えてしまいました。このようなことから、本書で触れていないエピソードについては、またの機会に読み解いてまいりたいと思います。 (以上、まえがきより一部抜粋)